子どもと私が育つ！楽しむ！育児情報誌
アウトドアの遊びから防災の知恵が身に付く
やっておきたい自然災害への備えと心構え
もしも避難が必要になったら、子どもをだっこするかおんぶするのがベスト。結び方の基本を覚えておけば、だっこひもがなくても、カーテンやシーツをさいて使う応用ができます。子どもが動かないよう固定すると、軽くて楽チン。
１．布を半分に折って首にかけ、中央を背面の腰あたりまで垂らす。
２．前に垂らした帯を胸の前で交差させ、背中の垂らした部分に両端を通す。
３．端をお腹側へ回して軽く結んでおく。
４．胸前の交差した布を広げて子どもを抱き入れる。布の重なる部分でお尻をささえた状態。
手を影絵のきつねの形にした状態で、子どもを抱き上げてみてください。普通に抱き上げたときよりも軽く感じるはず。腕の筋肉にかかる負担が軽減されるからです。重いものを持ち上げるときも、この方法を利用して
子育てバッグの中には、子どもに必要なものがいつも入っているはず。その中に、次のものを追加して、いつも持ち歩くようにしましょう。
ホイッスル
大きな音で助けを呼ぶために。玉の入っていないタイプを選ぶこと。
LEDライト
停電時の必須アイテム。LEDは電池の消耗が少なく、小型でも明るいのでおすすめ。
携帯電話／スマートフォン
家族との連絡や情報を得るのに大事なアイテム。充電器を持ち歩くことがいざという時の安心につながります。
マルチツール
ミニカッター、爪切り、耳かき、ピンセットなどを収納。
（災害時以外の持ち運びは場合によっては違法になる可能性があるので不必要に持ち歩かないようにしましょう。）
携帯トイレ
今は、必ず毎日持ち歩くようにお伝えしています。ないと一番に困るものです。
★これもあると便利！
災害時には、いち早く情報を得ることが大事。緊急地震速報など、災害発生の予報や警報を届けてくれるアプリは、ぜひスマートフォンに入れておきましょう。
◎WEB
土砂災害・浸水害情報は、まず気象庁のキキクルを調べます。紫で全員避難（自宅避難も含む）ですが、子育て家庭は赤の警戒レベル３で決断してください。
「気象庁 キキクル」
WEBで検索するか後述のYahoo防災アプリ上から読み解きます。
◎アプリ
「Yahoo!防災速報」（Android/iPhone）
地震・津波・豪雨・防犯情報が入るほか、マップを開くと、気象庁の「キキクル」が反映されています。表示設定で、土砂災害か河川洪水を選択します。（無料）
「ゆれくるコール」「特務機関NERV防災」
震度によって鳴る音を変更できます。（無料）
「Yahoo!天気」
天気情報では、風の強さや向きもチェック。メニュー画面から、河川水位を選ぶと、川の水位のライブカメラや水位が実際に上昇しているかがわかります。自宅より上流を確認してください。（無料）
◎携帯電話
「緊急地震速報、緊急速報メール」
携帯電話で、気象庁が配信する地震速報などを受信できる無料サービス。あらかじめ受信設定をしておきます。
何をどう備えるべきかわからないという方も多いはず。家の中の安全対策、災害時の行動、備蓄品や持出品の目安など、基本的な情報を得ることが第一ステップ。ウェブサイトやお住まいの自治体が発行する印刷物などで、情報を入手しましょう。
「国土地理院 ハザードマップポータルサイト」
自宅の住所を入力すれば、国が作成したハザードマップと自治体作成のハザードマップを閲覧できます。リスクを知ることで、とどまるのか、安全な場所へいつ避難するかがわかります。
LINEで＠bosai（内閣府防災のアカウント）と友達になることでも、このサイトにアクセスできます。
https://disaportal.gsi.go.jp
「地震10秒診断」防災科研 日本損害保険協会
https://nied-weblabo.bosai.go.jp/10sec-sim/
自宅の郵便番号を入力するだけで、自宅の地震被害とライフラインが何日停止する想定かわかります。それ以上の備えを準備します。
国土交通省「うんこドリル 川の安全」
川の安全に関する知識をクイズ形式で学べる冊子とWEB アプリ。
◆冊子
https://www.mlit.go.jp/river/kankyo/pdf/unnkodoriru.pdf
◆WEB アプリ
https://play.unkogakuen.com/manabi/game/river/?rf=drill
撮影／福田依子 取材・文／中野洋子
