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パパママの働き方と、子育て

ママが育休を取るべき?パパはママに子育てを任せすぎじゃない?

パパママの働き方と、子育て

仕事を続けているママほど、パパとのコミュニケーションを取っている!

第一子妊娠時に仕事を続けたいと考え、実際に継続している女性ほど、出産前に夫婦で話し合い、「夫婦の適切な役割分担について自身が納得した」と回答しています。

 

◎夫婦の適切な役割分担について、あなたは納得しましたか?

 

 

※内閣府 ワーク・ライフ・バランスに関する意識調査2014 年より

働き方を変えることは仕事効率のアップにも

パパの方も、育休を取りたい、子どもとの時間を増やしたいと思っている人は増えています。日本でも、パパママ育休プラス(父母がともに育児休業を取得する場合には、休業を取れる期間を子どもが1歳2カ月まで延長)や、育休中の賃金保証の金額がアップされるなど、パパも育休を取りやすい施策が進んできています。
 
男性の場合、自分が育休を取るために、仕事のマニュアルを作成し、そのマニュアルを作ったおかげで業務が見えやすくなったり、無駄な動きが改善されたという話も聞きます。仕事を、メンバーで共有することによって、引き継ぎはもちろん、コミュニケーションもスムーズになり、結果、業務効率が上がったという報告もあります。仕事を見えるようにする、急に休まなくてはならない人がいても、他の人がフォローできるというのは、企業のリスクマネジメント上でも、とても有効です。
 

時間制限がある働き方の場合、時間を意識した働き方になり、作業効率があがることも珍しくありません。長時間労働して、企業が残業代を払い、従業員も長時間労働で不健康な生活になるよりも、子育てしているいないに関わらず、時間を区切った働き方をして、その分、家族と過ごしたり、趣味や勉強に時間を使う方が、健康的に過ごすことができます。仕事以外の豊かな生活体験をすることで、仕事へのあらたな発想がふくらむこともあるでしょう。
 
海外では、短時間勤務よりも、フレックスタイムや在宅勤務など、いろいろな働き方が選択できる方向にシフトしつつあります。子どもの病気や行事はもちろん、家族のアニバーサリー休暇など、休みをフレキシブルに選択して取ることができる企業も多くあり、それでも業績を伸ばしている企業も少なくありません。日本ももっと働き方の選択肢が広がるといいと思っています。

 

取材・文/高祖常子

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