子どもが夢中になる!ワクワクする!
砂場でバケツやスコップを使って山作りも楽しいけれど、手先が少し器用になってきたら、泥だんごにも挑戦してみませんか?いかに丸く仕上げられるか? 子どもを夢中にさせるあそびです。
田村和也さん
一級建築士、アトリエ・テラ設計工房主宰。日本大学理工学部講師や日本デザイン専門学校科長教授を歴任後、土の工房アトリエ・テラを開設。土を非燃焼、合成化学物質排除で住空間に活かすための研究を行ってきた経験を生かし、関東地区の土で作れる泥だんごについても研究、継承している。
http://members.jcom.home.ne.jp/k-tamura/
泥だんごは、最初から上手に作れる遊びではないかもしれません。年長さんが上手に作っているのを見ながら、年少のうちは何度も失敗し、年長さんに憧れながら繰り返し繰り返し作っていると、大きくなるにつれ作れるようになる、そんな遊びです。失敗しながらも夢中になれる遊びは、今の時代あまりありません。どうやったらうまく作れるのか知恵をしぼり、あきらめないで取り組むことができるのはすばらしいことです。
今回は、瓶を使ってよりきれいな球体を作る方法を田村和也さんに教えていただきました。何度も挑戦して完成できたときの喜びはひとしおです。土選びが重要なので大人がアドバイスしてあげながら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
<ワンポイント>
土は、全国各地の土壌によって異なります。水をさっと通す土ではなく、田んぼの土のように水をたぷんとためる土が、泥だんごには理想的。園芸店で販売している「荒木田土」を使っても作りやすいですよ。
半日から一晩、固くなるまで乾かす。写真は乾いた状態。
固くなった泥だんごの表面を水でぬらす。
球体より一回り口の小さな瓶を用意し、瓶の上でころがしながらゆがんでいる部分をけずり、きれいな球体にする。
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読者モデル/村田宗介くん(5歳)&慈英くん(2歳) 撮影/平瀬拓 取材・文/山田治奈 読者モデル募集中