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「子ども・子育て支援新制度」スタート どう変わる? 幼稚園・保育所選び

「子ども・子育て支援新制度」スタート どう変わる? 幼稚園・保育所選び

幼稚園、保育所選び、申請方法はどう変わる?

そろそろ幼稚園や保育所への入園申し込みが始まる時期。新制度のスタートを前に、申し込みの手続きは、どのように変わるのでしょうか。
 
新制度では、幼稚園や保育所などの利用を希望する場合、保護者が、利用のための“認定”を受ける必要があります。認定区分は3つ( 下図参照)で併願もできます。この区分に応じ、幼稚園、保育所、認定こども園など利用先が決まっていきます。手続きの時期や流れはこれまでと大きく異なるものではありませんが、保育認定における就労最低時間が月48時間だったり64時間だったりと、市区町村ごとに異なることもあります。
 
新制度の利用の流れは以下のようになります。幼稚園、保育所、認定こども園などの中からどの施設を利用するのか、どのように認定を受けたらいいのか、地域や施設などから提供される情報を良く確認し、不明な点は、園や市区町村に確認しましょう。

 

3つの認定区分

1号認定

教育標準時間認定
子どもが満3歳以上で、教育を希望する場合
[利用先] 幼稚園、認定こども園

2号認定

満3歳以上・保育認定
子どもが満3歳以上で、「保育の必要な事由」に該当し、保育所等での保育を希望する場合
[利用先] 保育所、認定こども園

3号認定

満3歳未満・保育認定
子どもが満3歳未満で、「保育の必要な事由」に該当し、保育所等での保育を希望する場合
[利用先] 保育所、認定こども園、地域型保育

子ども・子育て支援新制度の利用の流れ

今ある保育所や幼稚園はどうなるの?

今ある保育所や幼稚園も、そのまま保育所や幼稚園として運営され続ける場合もあれば、「認定こども園」に移行する場合もあります。現段階で、保育所や幼稚園への入園を考えているママやパパは、その園が2015年以降はどのような形態になるのか、確認することが大切です。

保育所(認定こども園)の入園は、これまでのように、点数制で必要な高い人から決まるの?

保育の必要制認定は、ほぼ全国共通ですが、認定後の入園先は、兄弟姉妹在園を優先させるか、所得状況で低所得者を優先させるかなど、各自治体で対応が違ってきます。くわしくは、各市区町村に問い合わせてみてください。

保護者が負担する金額は、新制度によりどう変わるの?

新制度では、現行の負担水準や保護者の所得に応じて、国が今後定める基準を上限として、市区町村が地域の実情に応じて定めることとなります。

1号認定と2号認定を併願できるの?

併願できます。幼稚園の選考(1号認定)と平行して保育所選考(2号認定)を進める事ができ、幼稚園がダメであれば2号認定で保育所へ、保育所に行かずに幼稚園に行くことになった場合は、1号認定への変更を申請して1号認定を受けることになるという流れです。

保育ママによる保育を希望する場合は3号認定を受けないといけないの?

保育ママは、地域型保育事業と位置づけられていますので、「保育を必要とする子どもの保育」となり、3号認定を受けなければなりません。

 

 

子ども・子育て支援新制度の利用の流れ

認定こども園を利用する場合は、1号認定の場合は青枠の、2号、3号認定の場合は赤枠の手続きの流れが基本となります。

※保育を希望する3〜5歳の子どもの保護者は、希望すれば幼稚園の利用も可能です。

 

「子ども・子育て支援新制度 なるほどBOOK」もチェックしよう!

 

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イラスト/犬塚円香 取材・文/長島ともこ

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