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祖父母と祝おう! やるべきことは?「七五三」の基礎知識

祖父母と祝おう! やるべきことは?

「七五三」の基礎知識

世代や出身地によって、しきたりの違う七五三。子どもの成長を祝う行事だからこそ、ただ記念撮影をして終わるのではなく、日頃の感謝もこめて祖父母や親族と一緒にお祝いできるといいですね。祖父母と相談しながら、思い出に残る記念日にしましょう。

お参りはいつするのが正しい?

七五三の由来は諸説ありますが、子どもの成長を袴を着て祝う「袴着の儀」だったといわれています。それが11月15日だったことから、こんにちの子どもの成長を祝い、氏神様・産土神(うぶすながみ) 様に報告をする七五三になりました。近年は、11月15日当日に限らず、その前後にお参りをするのが一般的です。以前は数え年に行うのが通常でしたが、満年齢で行う人が増えています。いずれの年に祝うかは、両家の祖父母とも相談しながら決めるといいですね。

 

社への初穂料って?相場はいくら?

初穂料(はつほりょう)とは、その年に初収穫した稲や農作物を神仏にお供えしていたもののこと。いまでは、神社に祈祷(祝詞を上げてもらい、お祓いをお願いすること)のお礼として神社に支払います。最近は、神社によって金額を定めているところもありますが、お礼なので金額が決まっていない場合もあり、「いくらぐらい支払えばいいの?」と迷うことも。相場の目安は5000円~1万円と言われています。金額によって授与品が違うこともあるようです。

祈祷は必ずしてもらうもの?

七五三は、徳川の時代から定着し、関東から広がったと言われています。関東地方では神社で祈祷までしてもらう家庭が多いようですが、関西では祈祷はせず、お参りだけして、千歳飴を購入するという家庭も少なくありません。いくつかの県では、結婚披露宴のように親族を一同に集めて盛大に行う地域もあります。

和装、洋装、どちらにする?

小さな子どもが和装で1日を過ごすのは大変。最近では事前に記念撮影をして、撮影では和装、お参りでは洋装にしている人も増えています。七五三は、子どもにも自身の成長を自覚させ、自立心を養うことを主眼としたもので袴を着せて儀式を行ったのが始まりですから、いずれの場合もきちんと晴れ着を着用させ、けじめや節目の日ということを教えられたらいいですね。

 

お祝い返しも忘れずに

祖父母や親戚からは、お祝いが贈られることもあるでしょう。七五三では、必ずお返しをしなくてはならないという決まりはありませんが、感謝の気持ちやお礼の気持ちを表すためにも、やはりお祝い返しはしたいもの。予算は、いただいたお祝いの半分を目安にするといいでしょう。のしには、子どもの名前を書いてお返しします。

 

イラスト/サカモトアキコ 取材・文/山田治奈

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