秋口においしい鮭やきのこを使ったレシピです。旬の食材は栄養もたっぷり。ついでにパパっと作る離乳食にも秋の味覚を取り入れましょう。
パパ料理研究家。ビストロパパ代表取締役。大正大学客員教授。日本パパ料理協会会長飯士。YouTubeビストロパパCHANNELで、料理教室動画配信中。料理教室、講演のほか、各メディアでも活動し、パパ料理の普及・啓蒙を行う。NHK「きょうの料理」にも出演。
毎日、違った料理を食卓に並べることは、とても大変なことです。でも、作り方が同じでも、食材や調味料を変えるだけで、メニューのバリエーションが広がるレシピもあります。
今回紹介する「ホイル焼き」や離乳食の「おかゆ」、「おにぎり」、「チーズ焼き」も、そうしたバリエーション展開ができるレシピです。「ホイル焼き」は、具材をタラやスズキ、サンマ、ホタテなどに変えたり、味付けもバター、味噌、塩こしょう、バジルなど、異なった調味料を使うだけで、全く違ったメニューとして楽しめます。
離乳食も、この時期の子どもにとっては、具材の味の変化だけでも新しい発見がいっぱいです。手の込んだ調理をするより、シンプルな調理で、なるべく旬の味覚を取り入れることに重きを置くほうが、ママも子どももハッピーになれると思いますよ。
鮭 | 1切れ |
しめじ | 25g |
えのきだけ | 25g |
パプリカ | 1/4個 |
玉ねぎ | 1/4個 |
ほうれん草 | 1株 |
アンチョビ | 15g |
粗挽きこしょう | 少々 |
レモン | 1/8カット |
★初期(5~6カ月)
ほうれん草(大さじ1)をすりつぶし、なめらかになるまですりつぶした10倍粥(大さじ4)に和える。※離乳食初期では、鮭は使わないようにしましょう。
★中期(7~8カ月)
鮭( 大さじ1)を、なめらかになるまですりつぶした7倍粥(大さじ4)に和える。
★後期(9~11カ月)
鮭(アンチョビ味のついていない部分大さじ4)を刻み、ほうれん草( 大さじ1)と、軟飯( 8 0 g )を混ぜて、おにぎりを2つ作る。
★完了期(1歳~1歳半)
耐熱容器に、ほぐして骨を取除いた鮭(アンチョビ味のついていない部分大さじ4)と、ほうれん草(大さじ1)、皮をむいたプチトマト(1/2個×2)を入れ、チーズ(大さじ2)を加えてオーブントースターでチーズが溶けるまで焼く。
※月齢は目安です。離乳食の回数、量、かたさなどは、赤ちゃんの成長にあわせて無理なく進めましょう。食材を与えていい時期などにも配慮しましょう。
撮影/長尾浩之 取材・文/山田治奈