子どもと一緒に作り上げる
だからこそ、パーティは楽しい時間にしたいもの。「そのためには、ママ一人が頑張るのではなく、家族みんなで作り上げることが大切です。我が家も、パパが家族ぐるみのイベントに参加するようになったり、子ども達も準備に協力してくれたことが、楽しみながら続けてこられた理由のひとつです。パパが企画するバーベキューパーティなどもあって、1年を通して本当にいろいろなおうちパーティをしてきましたよ」。
子どもにとっても、与えてもらうばかりのパーティではなく、作り上げる楽しさもみんなで共有できてはじめて、能動的に動けるようになるのでしょう。
この日パーティに集まってくれた子ども達も、フラワーポンポン作りや、オリジナルランチョンマット作りを「私がやる!」「僕もやりたい!」と、我先にと積極的にやりたがって、準備の時間もとても盛り上がりました。
お料理も凝りすぎる必要はありません。上手に市販のものをとり入れながら「楽しむことを第一に」をモットーにして。みなさんも、おうちパーティ、やってみませんか?
市販のものを上手に使いながら、オリジナリティのあるパーティフードにするコツをご紹介します!
葉っぱを残すように、実を縦に1/3 切り落とす。葉っぱ付きの方の実の面から、皮にそって四角く切り込みを入れ、芯を残すように切り込みを入れて周りの実をくり抜き、実をひと口大に切って盛り付ける。残った1/3 のパイナップルも実を切って盛り付ける。イチゴやキウイなどほかのフルーツを加えると、彩りも華やかに。
市販のカップケーキに、ホイップクリームをソフトクリームのようにデコレーションして、上からフルーツやカラフルなお菓子を飾るだけで、ニューヨークスタイルカップケーキのような見栄えに。
市販のトルティーヤ生地に、レタスやニンジンなどの千切り野菜、から揚げやソーセージなどの肉類を入れて、マヨネーズやチーズでトッピングしてくるくると巻くだけ! 手巻き寿司感覚で作れるので、材料を切っておくだけで、みんなで巻いて楽しめます。具材は細かめに切ると、子どもにも食べやすくてマル。
盛り付けをするときは、種類ごとにまとめるのが鉄則。市販のお菓子なども種類別に。例え同じお皿に盛るときも同様です。透明のプラスチックカップなどに種類別に分けて、大皿にまとめてもスッキリとします。
参加者に、食物アレルギーがあったら?
参加者や参加者の子どもに食品アレルギーがある場合もあります。参加者自身が遠慮せずに、主催者に相談しましょう。一部、食べ物を持ち込むなど、一緒に食べられないものがあっても、一緒に楽しめることはいろいろあります。
●パーティプランニング
一般的なホームパーティのタイムスケジュールをまとめてみました。どんなパーティにしたいかをじっくり考えると、準備に必要なことが見えてきますよ。
3~1週間前
□日時、場所、メンバーを決める
□招待状を準備する(または電話やメールで招待する)
□パーティの内容(メニューや遊び)を考える
□パーティの決まりごとや、準備の役割分担を決める
1週間前
□飾り付けや遊びに必要な道具など、必要なものの買い出しをする
前日
□飾り付けをする
□お料理の下ごしらえをする
当日
□テーブルコーディネイトをする
□お料理を仕上げる
元木陽彩(ひいろ)ちゃん(5 歳)、紫唯(しい)ちゃん(3 歳)、天河くん(1歳)、希和ママ&大輔パパ
招待状作りやランチョンマット作りをとても楽しんでいて驚きました。これからは準備の段階から子どもも一緒にパーティ作りに参加させようと思います。日頃忙しいパパともパーティを通じていろいろな遊びができたのもよかったです。
友枝大也(ひろや)くん(3歳)、知花(ちか)ちゃん(1歳)&加世子ママ
日頃から簡単なお菓子作りを一緒にやっているのですが、今回、生クリーム絞りをとても喜んでやっていたので、今度はケーキにもチャレンジしてみようかな?もうすぐお誕生日があるので、飾り付けなども参考にしたいと思っています。
撮影/長尾浩之 取材・文/山田治奈