過度な叱責はNG。「ほめてのばす」ことが大切>
発達障がいや「発達凸凹」の子がより生きやすくするためには、子どもががんばっていること、いつもより努力しようとしていることを見つけ、それを認めたりほめたりすることが何よりも大切です。ポイントは、ほめるハードルを下げることです。
たとえば、食事の後、子どもが食器を手荒に扱って床に落としてしまったとき。
「なにやってるの!あなたはいつもそうなんだから!」などと頭ごなしに否定してしまうと子どもは自信をなくし、手伝おうとする意欲を失ってしまいます。そんな時は、「片づけのお手伝いをしてくれてありがとう。でもお皿はやさしく持とうね」などと、まず最初にほめ、できなかったことも「次はがんばろう」と思えるよう、失敗体験を成功体験に導くようにアドバイスすることを心がけましょう。
上手なほめ方のポイント
①いい行動をしたすぐ後にほめる
②具体的に何がよかったのかをほめる
③子どもがわかる言葉や表現を使ってほめる
乳幼児期の関わり方の基本
子ども自身が自ら進んで取り組むことを身につけることが大切。少しずつ段階を踏みながら、取り組むことが「楽しい」と思える体験や周りの大人にほめられる体験を重ねていきましょう。
発達障がいや「発達凸凹」の子が適切な行動をとれるようになるためには、家族だけで問題をかかえこまず、サポート機関などとつながり相談することも大切です。
近くの小児科医に加え、日本全国、各都道府県には、発達障害者支援センターがありますし、地域に発達障害のサポート団体や子育てサークルが活動している場合もあります。まずは、地域の保健所や相談センターなどに問い合わせてみましょう。
発達障がい、「発達凸凹」の子を育てるママは、「子育てに手間がかかりストレスがたまる」など、不安を感じることもあるでしょう。子どものことだけでなく、自分自身のことで困ったり悩んだりしたときは、まずは夫婦で相談しましょう。気軽に相談できるママ友やサポートを求められる専門機関にもつながれるといいですね。
子どもの発達の進み方のペースは一人ひとり違いますが、発達は、その子なりの一定の順序に従い段階をふんで積み重なっていくものです。その子の発達の過程において必要なサポートは変わっていきますので、わが子が「今」できることをひとつずつ積み上げていく視点で寄り添っていきましょう。
発達障がい、発達凸凹についての相談・支援機関
●発達障害情報• 支援センター
発達障害について信頼のおける情報をわかりやすく提供
●日本発達障害ネットワーク
発達障害全般の理解啓発、調査研究等を行う。
●NPO 法人 アスペ• エルデの会
当事者の社会的自立へ向けての支援に取り組み
子育てセミナー等も実施。
イラスト/サカモトアキコ 取材・文/長島ともこ