ママとパパも子どものリズムに合せて行動しよう
睡眠時の危険に注意!
赤ちゃんが眠る周囲には、余計なものを置かないことが基本。寝返りを打つようになると、思わぬ事故につながることがあります。環境を整えた上で、眠っている赤ちゃんのそばを離れないこと。お昼寝の時は、目の届く範囲に赤ちゃんを眠らせましょう。
●頭の周りに布類を置かない
寝返りをうった時に、ハンカチやタオルなどで口をふさいだり、首に巻きつくことがあります。
●ふかふかの寝具を使わない
うつぶせ寝になって、柔らかな枕や布団で口がふさがれることがあります。赤ちゃん用の寝具を使いましょう。
●ぬいぐるみなどを置かない
布の小物が枕元にあると、動いた時に口がふさがれることがあります。
●ひも類を手が届くところに置かない
ロールスクリーンのひもなどは、手が届くところに来ないように。ベッドの手すりにひもなどをかけていると、首に巻きつくことがあります。
日中、適度な遊びを経験することで、赤ちゃんは夜、深い眠りにつくことができます。まだ言葉を発しない乳時期でも、ママやパパの微笑み、話しかける声が、脳の活性を促します。昼間、赤ちゃんが目覚めている時は相手をしてあげると、夜になって自然な眠気に誘われるでしょう。
「あ~う~」と発する声に「なあに、○○ちゃん」と応答し、泣いたら「どうしたの?大丈夫よ」と声をかける、歌を歌ったり絵本の読み聞かせをするなど、ママやパパ自身も赤ちゃんとの交流を楽しみましょう。たくさん関わってもらって機嫌良く過ごせると、赤ちゃんの寝つきも良くなるでしょう。
体内時計が定着すると、幼児は目覚めてから約14時間後に、体内時計の指令でメラトニンが分泌して自然と眠くなります。例えば、夜8時に眠りに就くには、朝6時が起床のベストタイム。昼間はお散歩に出てお日様の光を浴び、公園などの外遊びで体を動かすと、程よく疲れて眠りに入りやすくなるでしょう。
なかなか寝てくれないと、焦ったりイライラしてしまうもの。本やネットで、様々な寝かしつけの方法が紹介されていますが、万人向けというものはありません。いろいろ試して、我が子が寝入りやすい方法を見つけましょう。
黄昏泣きと言って、決まって夕方になるとぐずることがあります。外に出ると気分が変わり、不思議と泣き止むこともあります。赤ちゃんが泣き出したら、夕食の支度の手を止めて、抱っこやおんぶで近所を散歩してみましょう。黄昏泣きや夜泣きは、成長のプロセスでいずれ卒業していきます。
赤ちゃんの寝つきが悪い時、夜泣きが続く時などは、イライラや辛さを一人で抱えないことです。早めに子育て支援などへサポートを求めましょう。
どうしても辛いときには、イライラを抑える漢方薬(親子共に服用する場合もある)などもありますから、かかりつけ医に相談してみましょう。
●ミルクをあげる、おむつを換える、抱っこする、暑さ寒さを確認する。
●おくるみで包む。
●コンビニ袋などをくしゃくしゃさせて音をたてる(窒息の心配があるので、赤ちゃんに渡したり置きっぱなしにしないこと)。
●泣いている赤ちゃんを安全な状態に寝かせて、ママ自身が少しリラックスする。(トイレでひとりになる、音楽を聴く、窓を開けて風に当たるなど)。
※泣いている赤ちゃんの口を塞がない。激しい揺さぶりは脳にダメージを与えるためNG。夜泣きが続き気になる場合は、あらかじめ近所に挨拶しておくのも一案。
動画をチェック!
『赤ちゃんが泣きやまない~泣きへの対処と理解のために~』
(厚生労働省動画)
赤ちゃんが泣いた時の対処法を動画で紹介しています。
泣きやまずに困った時は参考に。
http://www.youtube.com/watch?v=T09gzgGUOnY
「YouTube赤ちゃんが泣きやまない」で検索
読者モデル/ことちゃん イラスト/サカモトアキコ 取材・文/中野洋子