感じたことを自然体で伝えてくれるコメントが人気。元気な笑顔に勇気をもらっているママたちもいっぱい。子育ても仕事も楽しんでいる、1歳半の女の子のママです。
SHELLYさん
スカウトがきっかけで14歳のときにモデルデビュー。ファッション誌のモデルやテレビやラジオのDJとしても活躍。現在は情報番組のキャスター・司会も務めている。1歳6カ月の女の子のママ。第二子妊娠中。
http://blog.stardust.co.jp/shelly/
公園に行ったり、児童館に行ったり、体を動かせるところに行って遊びます。ほかの子に興味があるようで好奇心旺盛、アグレッシブです。
大人になったら、子どもと一緒にお酒を飲みに行くのが楽しみ!
父親の仕事の関係で、基地の中で暮らしていました。基地内はアメリカの文化。小さいころからベビーシッターをしていたんです。アメリカでは11歳以上になるとベビーシッターとしてほかの家の子どもを見ることができます。親が食事している時間などに、赤ちゃんの相手をして時給100円とかですけどね。姉たちがやっていたのではじめはお小遣い稼ぎ。大きくなってから英語のプリスクールの先生のアルバイトをしたり、子どもにかかわる仕事は好きでやっていたんです。姉のところに子どもが生まれて、疑似育児させてもらったことも。そんな経験もあって、小さいころからお母さんになるのが夢だったし、結婚する人も「子どもが好きな人としか結婚しない」と思っていました。
夫と付き合っていたときにも「子どもがいたらどう育てる?」なんていうことも話していました。付き合って半年くらいのときに「もし子どもができなかったらどうする?」って聞いたんですよ。そうしたら夫が「養子もらったらいいんじゃない?」って言ったんです。衝撃でしたね。私は子どもを産みたいというよりもお母さんになりたいという思いが強かったので、なかなか授からなくて、もちろん不妊治療とかもしてみて、できなかったら養子をもらうのもあるなと思っていました。でも日本の人ってそういう考え方は少ないから、結婚する相手を説得しないとならないと思っていたんですよ。そうしたら相手から二つ返事でそういう言葉が出てきたから、その辺の価値観が合ってるなと思いました。その辺から結婚を意識し始めました。
だから子どもができたとわかったときには、二人で大喜びでしたね。でも妊娠したときにはすごく不安もありました。早い段階で会社からは、産休期間はいつまででもいいよと言ってもらえていました。産んでみないと気持ちもわからないからって。本当にありがたいなと思いました。お世話になっているレギュラー番組の方々も「復帰はいつでもいいよ」と。一斉に復帰ではなく、順々にタイミングを見て復帰していいと言ってくれていました。一つだけ番組の事情があって産後3か月で復帰しましたが、レギュラー番組1本だけだったので2週間に1日仕事するだけでした。それが何週間か続いて、子どもから離れることに慣れたり、自分も仕事の感覚が戻って来て産後8~9カ月ごろには徐々にレギュラーに戻ったり、新しいお仕事も入れたりという感じでした。ペースをみつつだったので、仕事復帰はとてもしやすかったです。
妊娠を発表したのが5~6カ月ごろ。妊娠中はつわりがひどくて食後1時間くらいすると毎回吐いていたので、正式に発表する前は大変でした。急にだるくなって横になることもあり、夫に「家にいたのに何もしてないの?」なんて言われると、ほんと刺そうかと思ったことも(笑)。男性から見たらだらけている人にしか見えないんでしょうね。
おなかが大きくなってからは、みんなが「無理しないでね」っていたわってくれました。
出産はちょうど夫の仕事がお休みの日。予定日は翌日でしたが母や姉たちも出産予定日より遅かったと聞いていたので、まだまだだと思ってのんびりしていました。陣痛らしきものを感じて、陣痛アプリで測ってみると7分間隔。でも全然痛みを感じなかったので、自宅でピザとって、スターウオーズの映画を夫婦で見ていました。夫が寝落ちているうちに、陣痛が4分間隔に。「これは!」ということで急いで病院に着くと陣痛は3分間隔に。到着後3時間で出産となりました。
出産のときに、夫は「ママ頑張ってるよ~」って赤ちゃんに呼び掛けてくれていました。私は赤ちゃんが頑張っているのに「痛い」って言っちゃいけないような気がしていたんですよ。でも夫に「痛いって言えばいいじゃん」って言われて、それで「痛い~」って叫んで、気持ちがとてもラクになりました。
でも母乳を吸われるとおっぱいがこんなに痛いとは思いませんでしたね。産後1カ月半ごろまでは母乳をあげるたびに「またおっぱいか!」って気合が必要。でもそれを過ぎるといつの間にか痛くなくなりました。
夜泣きも大変で、夫婦で寝られないこともありました。でも、搾乳して母乳のストックを冷凍保存するように。夫が翌日仕事が休みだったり、ゆっくりな日は夜泣き担当してくれて助かりました。
子どもとの生活は今、楽しいことだらけ。歩けるようになって、自分で使ったおむつを捨てに行ってくれたり、おもちゃを元の場所に戻したり。「うちの子、天才かも!」って思います。1歳過ぎてから新しいこと、できることが増えましたね。こちらの言っていることも伝わっているし、わかっているみたい。
言葉遣いとか態度とか、大人がやっていることってすべて真似しますから。子どもと一緒にいるときにはなるべく携帯をいじらないように心がけています。子どもと話したり遊ぶよりも、携帯が大事みたいって思われたら残念。
自分が育ったように育てたいと思っています。私が育った時期はゲームが流行ってきた頃でしたが、30分もやったら外に遊びに行っていました。木登りしたり、野球したり、ドロケイしたり。日が暮れそうになると、走って帰っていました(笑)。子どもにも、外でたくさん遊んで刺激を受けて欲しいなと思っています。
お母さんってなるべく笑っている時間が多い方がいいと思うんですよ。家事がつらいなら家事代行に頼むとかね。ちょっとお金がかかってもストレスが少ない方がいいと思います。
撮影/福田依子 取材・文/高祖常子