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不要なはがきと切手を送ってください。「あなたのはがきが、だれかのために。キャンペーン」


「あなたのはがきが、だれかのために。キャンペーン」は、書き損じたり余ったりして不要になったはがき、未使用・使用済み切手などを全国から集めて換金し、主に南アジアの人々に支援を届けるキャンペーンです。子どもの教育支援等にも取り組む国際協力NGOシャプラニールが毎年開催し、子どもからおとなまで世代を問わず、誰もが気軽に参加可能な「はがき1枚からできる社会貢献」として広がりました。開始から10年目を迎えた2019年には65万枚規模となり、書き損じはがき・切手を対象とした寄付キャンペーンとしては国内最大級となっています。


自然災害の裏側で高まる子どもや女性特有のリスク

近年、豪雨・洪水などの自然災害による被害が国内外で増加している中、年齢や障害、ジェンダーなどによる被災リスクを軽減し、あらゆる人々を支援から取り残さない「インクルーシブ防災」という考え方が注目されています。

過去の津波やサイクロンでは、被害者の大半が子どもや女性といった国連の報告もあります。防災においても地域の防災計画・復興計画や政策の立案、避難所の運営などに女性が参画する機会が少ないことや、被災後に水汲みなどの労働の増加によって教育・社会参加を諦めてしまったり、性暴力へのリスクが高まるといった問題があります。また、貧困層の家庭は子どもを働きに出したり、結婚させざるを得ない状況に陥ることもあります。


水汲みをする女性。海面に近い場所は災害時に井戸に海水が流れ込み、飲み水の確保が困難になる(バングラデシュ)

関東大震災から100年を迎えた2023年、シャプラニールでは開催以来初めて「インクルーシブ防災」をテーマにキャンペーンを実施します。特に被災リスクの高い子どもや女性、地域の防災対策から取り残された方々へ支援を届けるため、全国の皆さまから“人々の命を守るはがき“を50万枚募集します。


自宅とオフィスに眠る、はがき・切手を全国から募集
年賀状5枚で、防災・水害対策に繋がる植樹1本相当に

集まった枚数に応じて、例えば下記のような支援活動の費用に相当します。

  • はがき5枚(約250円)河岸の土提を強化するために植える竹の苗1本分
  • はがき20枚(約1,000円)流域住民の防災能力を強化するワークショップを1回開催
  • はがき60枚(約3,000円):非常用持ち出し袋を1世帯に1つ配布
  • はがき200枚(約10,000円):流域にある学校1校にハザードマップを設置



ネパール南東部のモラン郡の風景。2つの河川が合流する地点でも河岸整備はされていない。近くには住居がある


「あなたのはがきが、だれかのために。キャンペーン」概要

2023年4月には郵便はがき類の交換手数料が値上げされ、また長引く世界的な物価上昇と極端な円安の影響も打撃となり支援活動費の捻出が厳しくなりました。本キャンペーンでは、使用済みの切手や過去の郵便料金の値上げ等により旧価格となったはがきや切手も対象です。

対象: ・未投函の郵便はがき(書き損じた/過去の余った年賀はがき、かもめーる、往復はがきなども対象)
・切手(未使用・使用済み、共に可)
寄付の方法: 封筒などに入れて、下記までお送りください。
〒169-8611 東京都新宿区西早稲田2-3-1 シャプラニール「はがきキャンペーン」係
受付期間: 2023年12月16日(土) 〜2024年3月31日(日)

キャンペーン詳細はこちら:
https://www.shaplaneer.org/lp/hagaki_cam/

<2023/12/13>

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