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小学生の親は面白い!だから声かけ、話し合う 親と子の気持ちいい関係をつくる 「やってみた」と「話してみた」
著者は、ユニークな事業と多様な働き方で注目されつづけているソウ・エクスペリエンス代表の西村琢氏。3人の子の父でもある西村氏が、小学生の子どもとの「気持ちいい関係づくり」を語ります。登校しぶり、中学受験、スマホやインターネットとの付き合い方など、小学生の親なら気がかりなエピソードも多数収録。「このままだと将来……」という焦りや不安から肩の力を抜いてくれます。
本書から、原稿の一部抜粋にて紹介します。
揺らぎ登校(p.49〜)
子どもから初めて「学校に行きたくない」と言われたときは、たしか長男が3年生か4年生の頃です。
学校に行きたくない件で会話をするのは、一般的には、親も子もしんどいことだと思われるかもしれません。ですが私は、これこそ良い機会だと思い、学校に行くのかどうか結論を出すことよりも、対話そのものに意味を見出すようにしていました。
たとえば学校に行きたくないという意思表明をできることは素晴らしいことだと思うので、まずは、その点を十分に伝えます。
それを「わだかまり」と言うのだよ(p.98〜)
早いうちにわだかまり(という言葉)を教えたのは、けんかを再燃させないためというのもありますが、もう1つ理由があります。子どもが自分の中に抱く違和感に対して、自覚的で、敏感であってほしいと思うからです。
学校での交友関係。職場の上司や同僚との関係。もしくは仕事そのもの。それがつらかったり違和感があったりすれば、本来、いつやめても良いわけです。違和感があれば、すぐに立ち去る。
常識が身につきはじめる小学生は「逃げてもいい」「逃げられる」ことを知らない可能性もあります。そこで日頃から違和感に対して敏感でいることを心がける。そのための第一歩としての、わだかまりというわけです。
そんなふうに逃げることを許していたら、忍耐力がなく、ワガママな人間になってしまうと思われるでしょうか。そうかもしれません。ですが「すこしワガママ」と「すこし我慢強い」のいずれかであれば、「すこしワガママ」くらいで良いというのが私の考えです。
書籍情報
書名: | だから声かけ、話し合う 親と子の気持ちいい関係をつくる 「やってみた」と「話してみた」 |
著者: | 西村 琢 |
判型: | 四六判 |
頁数: | 160 |
発売日: | 2024年2月9日 |
価格: | 1,650円(税10%) |
発行元: | 東洋館出版社 |
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https://amzn.to/4bw9AUc
<2024/02/07>
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