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『大ピンチずかん』の鈴木のりたけ最新作は『たれてる』
たれ続けるチョコレートは、いったいどうなるのか?
まるで手を伸ばせば触れられそうな、圧倒的な描写力によるシズル感たっぷりのチョコレートやドーナツ、アイスたち。えっ?この次の展開は!?と、ドキドキしながらも、読んでいるだけでお腹が空いちゃう、ゆかいな絵本の誕生です!
驚きと発見を追求した新シリーズ「?と!のえほん」第1弾
新シリーズについて、作者の鈴木のりたけさんに聞いてみました。
Q. 「? と! のえほん」って、どんなシリーズですか?
A. 最初にこの企画が始まった時、「子どもから大人,まで楽しめる、言語の違いも関係ない、世界中で読んでもらえるような絵本のシリーズにしよう!」という大きな目標がありました。
そこで、まずはシンプルに「絵が面白い!」という部分を大切にしてラフを進めていったんですね。ページをめくって読んだ時の、「そういうことか!」という驚きや発見が、直観的に絵で伝わるというのがポイントで。
そんな風にラフを練っていくなかで、自然と「?(なぜだろう)」と「!(そうだったのか)」がキーワードとしてあがってきた気がします。めくるたびに「?」と「!」があらわれて、その繰り返しが読む人を夢中にさせるような本を作りたいなと思いました。もちろんどんな絵本でも少なからず「?」と「!」の要素ってあると思うんですけど、このシリーズではそこに真正面から向き合って、ビビッドに表現することを意識しました。
みんなが思う、「絵本のこういうところが好き!」っていう部分が、最大限にあらわれたシリーズにしたいですね。
Q. 『たれてる』って、どんな絵本ですか?
A. この絵本は、延々とチョコレートソースがたれ続けていくお話なのですが、アイディアの発端はうちの子どもたちです。
『大ピンチずかん』みたいに、子どもたちとの日々の生活のなかで面白いなと思ったことに焦点を当てるのと同じで、「たれてる」っていう出来事に興味を持って、そこから広げていきました。
うちの食卓でも、よく「たれてる」んですよね。チョコレートとか、しょう油とか。食べこぼしてるのを見て「たれてる、たれてるよ!」ってタオルでふいてあげたら、今度は自分の袖にソースがついちゃって、「ああ! また、たれてる!」みたいに、延々続いていく。
そんな風に、日常のなかで肌感覚としてあるものが自分には大切で、ただ単にシュールな世界がやりたいわけではないんです。今までの絵本と比べると、すごくシンプルだから作風が変わったように見えるけれど、自分が絵本作りのなかで貫いてきたスタンスや、立ち位置みたいなものは、けっこう今までと変わらないんですね。
たれてる(?と!のえほん 1)
作: | 鈴木のりたけ |
発売: | 2024年10月9日(水) |
価格: | 1,210円(10%税込) |
サイズ: | 206mm x 206mm |
ページ数: | 24ページ |
対象年齢: | 3歳、4歳、5歳、一般、シニア |
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https://amzn.to/4dG41mf
<2024/10/09>
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