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手出し口出ししない子育ての極意『子どもを見守ること』発売
医師・臨床心理士として20年以上にわたり多くの親子の相談を受けてきた著者が、「子どもを変えようとするのではなく、信じて見守ること」こそが、子どもの心を育て、親自身をも楽にするというメッセージを、豊富な実例と共に伝える一冊です。
「私が導かないと、この子は幸せになれない」その不安が親子を苦しめていませんか?
多くの子育て中の親は、「自分が助けたり導いたりしないと、子どもは将来幸せになれないのではないか」という不安を抱えています 。その思いから、つい子どもに小言を言ったり、あれこれと指示を出したりしてしまいます。しかし著者は、20年以上のカウンセリング経験と自身の4人の子育てを振り返り、「子どもを変えようとするのではなく、子どもと楽しく過ごすこと、そのほうがずっと大切だ」と言います 。
本書が提案する「見守る子育て」とは、親が先回りして問題を解決するのではありません。かといって、放っておくことでもなく、子どもが「家は安心だ」と感じられる環境を整え、子どもが何に関心を持ち、何を楽しいと思い、何に困っているのかに心を寄せる。そして、そばにいる。そのようなかかわり方を、「見守る子育て」と呼んでいます。そして、その時間こそが、将来にわたって子どもを支え続ける土台になります 。
「小言を言わないこと」から始めてみる
著者がカウンセリングで勧める「小言を控える」実践。それを試した親からは、「子どもが食事のあともリビングにいるようになった」 「友だちや学校のことを話してくれるようになった」 といった変化が次々と報告されます。小言をやめることで、親自身も「しっかりしないといけない」というプレッシャーから解放され、親子関係が温かいものに変わっていきます 。
目次
- 小言を言わないこと
- おばあちゃん先生の教え
- 「どうしたいの?」と聞く前に
- 子どもを本当に励ます言葉
- 現実を受け入れるのは、子どもか、親か
- 子どもが「自分の世界」を広げ始めたら
- なぜ、うちの子は話してくれないんだろう?
- 「今のままではダメなんですか?」
- お話はうけたまわっておきます、という姿勢
- 反抗期を長引かせる方法
- 吹雪の中、彼は逆方向の電車に乗った
- 子どもの成長を尊いと感じること
- それをするのは誰のため?
- 結果ばかりにこだわる子ども
- なんでこんな無意味なことをせんとあかんねん!
- ただ、話を聞くだけで
- 「母さんも、いつもありがとうな」
- あいさつも、連絡も、片づけもいらない場所
- 子どもを寝かせるまでの時間は「いわば戦場」
- ごはん一杯おかわりするならゲーム15分
- 誰の気持ちが中心になっていますか?
- 「残念!」と思ったのは、親だけだった
- 規則正しい生活じゃなくても
- 孫もワンオペ
- 子どもを叱るとき暴力はダメ
- 息子からキャンプのお誘い
- アドバイスがしたくなったら
- 娘が家にお金を入れない
- 負けるが勝ち
- あえて甘えさせるという育児のぜいたく
- 息子からゼロ日婚約の知らせがきたら
- 「お父さんをどうしたらいいでしょう?」
- 偏見を手放すだけで
- 理由も聞かずに味方になる
- あけましておはよう
- 去っていく後ろ姿の強さ
- 親への感謝
書籍概要
書名: | 『子どもを見守ること』 |
著者: | 田中 茂樹 |
発売日: | 2025年9月10日 |
判型: | 四六判 |
頁数: | 272ページ |
定価: | 1,760円(税込) |
発行元: | 株式会社大和書房 |
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<2025/09/08>
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