2004/3/11
◆子育て家族のアウトドア講座 第14回◆
「エコクッキングの観点」
最近は、“エコ”という言葉も使い古されてきた感がありますが、やはり私達の地球環境を守っていくのは、私達自身ですし、それを子供達に伝えていくのは、親として当然のことですよね。
アウトドアグッズには、安価で耐久性のないものもあり、自然の中で遊ぶにもかかわらず、ゴミになるようなものも少なくありません。例えば、薄い鉄板でできてすぐに錆びてしまうバーベキューコンロやアルミ箔でできた明らかな使い捨てコンロ、すぐボロボロと崩れてしまう七輪、すぐに脚などが折れてしまう折りたたみ椅子。継続して使い続けることのできるサステーナブルなアウトドアグッズを使うことは、今やアウトドア遊びの基本中の基本だと思います。
環境に配慮したクッキングのポイントを以下にリストアップします。ぜひ、子どもたちにも実践させたいものです。
【食べ物の買い方・選び方】(1) |
キャンプ時の食材の買い出しは、買い物袋を持参して過剰包装をしない。 |
(2) |
食材は2、3日で食べきれる量を購入しましょう。 |
(3) |
可能な限り、トレーのない商品を選ぶ。キャンプ場近くの八百屋さんなども有効に活用しましょう。 |
【地球に優しい料理】
(1) |
家族の人数に合わせた料理器具を選び、作り過ぎないように。例えば、ゆで卵は小さな鍋で十分です。 |
(2) |
新鮮な材料で、旬の手作り料理を。凝った料理は燃料と時間を消費するばかりです。 |
(3) |
大根やセロリの葉っぱも大切な食材。ちゃんと食べましょう。 |
【洗い物、片付けの順序】
(1) |
洗剤は薄めたり、少なめで。基本ですね。 |
(2) |
鍋や皿は古紙で汚れを落としてから洗いましょう。使う洗剤の量が激減します。 |
(3) |
汚れの少ない食器を先に洗う。汚れの多い食器は、できるだけ長い時間水につけておき、汚れを落としやすくします。 |
【上手な食品の保存方法】
(1) |
日光が当たるところは温度が上がるので置かないようにします。 |
(2) |
性能が発揮できないので、クーラーボックスには食材を入れ過ぎない。また、クーラーボックスの開閉は可能な限り少なめに。 |
(3) |
汚れの少ない食器を先に洗う。汚れの多い食器は、できるだけ長い時間水につけておき、汚れを落としやすくします。 |
【リユース・リサイクル】
(1) |
残った料理は、翌朝食べたり、別の料理にアレンジして食べたり。 |
(2) |
容器や包装材は、分解しにくいものを極力避けて、リユースできるビンなどを選び、持ち帰りましょう。 |
(3) |
トレーや再利用しないペットボトルは持ち帰り、もちろんお店の回収ボックスへ。 |
◆こそだて家族 OUTDOOR NEWS◆ |
日本が誇るアウトドアブランド“スノーピーク”がキャンプイベント「snow peak way 2004」を日本各地で開催します。 |
ダッチオーブンは、様々な料理をこなすマルチ選手。熱伝導性もよい上、保熱力もあるので、熱源を効率的に活用できます。 |