2004/7/29
◆子育て家族のアウトドア講座 第21回◆
「ビーチキャンプTips」
めちゃめちゃ暑い日が続いていますが、暑い日こそ楽しめるのがビーチでのキャンプです。野山では体験できない開放感あふれ夏気分満載のキャンプをより快適に過ごすためのTipsをご紹介します。
(1)これがあると便利
大き目のスコップを用意しましょう。サイトを平らにならしたり、ペグ代わりのアンカーを埋めたり、肉体作業の負荷を軽減してくれます。また、真水の調達に苦労する場合が多いので、大き目のポリタンクに事前に水を入れて持っていきましょう。 |
(2)潮の満ち引きに注意して
潮位は必ずチェックします。砂浜の状態を見れば満潮時にどこまで潮が満ちてくるのかがわかります。子供達と一緒に満潮時の潮の高さを推測して、テントを設営する場所を決定します。 |
(3)テント設営の第一歩
海に向かって砂浜は傾斜しています。傾斜があるままテントを設営すると寝袋が滑って眠りづらいし、なんとなく気分よく眠れません。そこでテントを設営する前に、水平にし、寝袋が来る場所を少し窪ませておきましょう。 |
(4)極力砂が入らないように工夫
・ | テントは出入りの時に砂が侵入するので、入り口の前を少し掘っておき、そこで足についた砂を落としてから、テントに入るようにします。 |
・ | テントの入り口やベンチレーターのファスナーは極力上部を開けるようにして、砂の侵入を防ぎます。 |
・ | 荷物は直接砂の上に置かず、シートを敷いてその上に置くようにします。 |
(5)ポールだけでは設営できない
砂地にポールではポールが埋まってしまってタープが倒れる原因となりますので、ポールの下に岩や板を置いておきます。 |
(6)ペグの変わりに
砂地でテントやタープのペグは効きませんので、ペグの代わりとなるアンカーを砂に埋めることでペグの代用にします。アンカーとして使えるものは以下のようなものがあります。 | |
・ | 岩 |
・ | 流木 |
・ | ペットボトル |
・ | スーパーのビニール袋 |
ペットボトルやビニール袋は環境破壊のシンボルです。撤収の時には必ず、回収してください。特にビニール袋は回収し忘れやすいので、できれば使わない方が無難です。 アンカーを砂に埋めたら、踏み固め海水をかけ強度を高めます。 |
(7)シャワー持参
可能であれば、大き目のポリタンクをもうひとつ用意しておきます。撤収時には適度に温水になっていて、子供達のシャワーとして使えます。 |
(8)真水できっちり洗う
キャンプから帰宅したら、キャンプ道具は真水で十分流して塩分と砂を完全に洗い流しておきましょう。特に鉄製の道具はあっという間に錆びてしまうので、帰宅したらすぐにやっておきましょう。 |