2005/7/21
◆子育て家族のアウトドア講座 第32回◆
「親子で楽しむ夏のアウトドア遊び」
夏は子どもにとっても自然と触れ合う絶好のチャンスです!ここでは小さい子どもたちでも楽しめるお手軽な夏のアウトドア遊びをご紹介します。
【笹の葉舟】
最近では、めっきり見かけることがなくなった小川。昔は田んぼのあぜ道に沿って必ずあったものです。笹の葉で作る舟、笹舟とも呼ばれるようですが、自然の中に出かけて笹の葉を見つけたら、迷わず作りましょう。近くに笹の葉がないときは、葦などの葉っぱでも作れます。家族全員で舟を作ったら、川に浮かべて競争です。かなり盛り上がりますよ。子どもの顔が輝くことうけあいです。作り方?これくらい思い出せなければお父さんお母さん失格です(^-^)。
【タンポポ水車】
タンポポの茎は、切り込みを入れて水に浸すと、くるりとそる性質を持っていますので、この性質を利用して水車を作ってみましょう。茎はストローのように空洞になっているので、そこに糸や細い草を通して使います。茎の太いタンポポを選び、茎を5、6センチに切ります。茎の両端にナイフで十字に切り込みを入れ、20分くらい水につけておくと、クルリとそりかえります。そりかえったら茎の中に糸や細い枝を通して流れにつけるとくるくるとまわります。
【ザリガニ釣り】
最近、またメジャーになりつつある遊びですね。ザリガニは、凧糸にスルメ煮干し、鶏肉、豚肉等を結びつけて簡単に釣ることができます。ザリガニは土手や草などの茂みの陰などに隠れていますので、そんなところに仕掛けを沈めます。足場から水面まで遠ければ、竹竿などに凧糸を結びつけてやりましょう。仕掛けを沈め、待っていると糸がピンと張るので、そうすればザリガニが餌に食いついている証拠。ゆっくりと水面まで引き上げてタモ網ですくいます。
【タイドプール遊び】
干潮の時に、海の岩場に出かけてみましょう。岩場のところどころに出来ている潮だまりは格好の生き物観察の場です。潮だまりの水中にある小さな岩をそっとめくると魚や貝、蟹等の海の生き物に遭遇できます。ペットボトルで箱眼鏡を作って行くと水中の様子を覗くことができ、さらに楽しめます。
<箱眼鏡の作り方>
ペットボトルの上下を切り取り、筒状にします。筒の片側にラップを張って輪ゴムで止めます。(ラップは、少しゆるめにはるのがコツです)顔をつける方の切り口はテープを貼って怪我をしないようにしておきます。
【サンドアート】
砂浜の砂でお城や動物、キャラクターなどのオブジェを作ってみましょう。家族で大作に挑むのも盛り上がります。土台はバケツなどの大き目の容器を使って作ります。バケツに砂を詰め、ときどき水を差しながら、ぎゅうぎゅうに押し固め、土台がしっかり出来たら、その上に貝殻などで飾りつけしたり、トンネルを掘ったり、へらでデザインしたりして完成です。素朴な遊びですが、楽しめます。
〜ワンポイント・アドバイス〜
砂遊びに夢中になって波にさらわれてしまわないように、潮の満ち引きを計算に入れて、 制作する場所を決めておきます。