2005/10/6
◆子育て家族のアウトドア講座 第40回◆
「水の価値・使い方」
キャンプでは、“水”がとても重要です。自宅や都会での生活とは異なり、しばしば自由に水を使えない状況があります。
飲み水はきちんと清潔さをキープして確保する必要がありますし、食器を洗ったり、時には身体を洗ったりとキャンプでは、想像以上に水が必要になります。しかし、水道が完備してあるキャンプ場でも、水道の蛇口からキャンプサイトまでの距離が遠かったりすると、大きなポリタンクに水を満タンにして何度も運搬するのは骨の折れる作業です。そう考えると、日頃もそうですが、キャンプでは、水の価値を理解し、無駄にせず賢く使うことを意識しておく必要がありますし、できるだけ運ぶ距離も短くしたいものです。
したがって、キャンプの準備段階から、キャンプ場で過ごす時間まで、ずっと水のことを意識しておきたいものです。そのポイントはまとめると以下のようになります。
A.準備段階
・水が確保できる場所のチェック
(自宅から持って行く必要があるか?)
・キャンプで必要な水の量の想定
・野菜など自宅から持っていくものがあれば、事前に洗っておく
B.キャンプ場にて
・水道の蛇口からキャンプサイトまでの距離
・ポリタンクのサイズ
・食器洗いなどで水を可能な限り使わない心構え
・水の消費具合
赤ちゃんを連れていく場合、服を汚したり、ミルクを暖めるお湯を沸かしたり、綺麗な水がより必要になります。汗っかきの赤ちゃんは身体を拭く頻度も多くなりますので、それも考慮しておきたいものです。大きなポリタンクだけに水を入れておくのではなく、ペットボトルなどに入れてテーブルの上などに置いておいて、すぐに使えるようにしておくのもおすすめです。
また、キャンプ場というのは、通常、自然の豊かな場所にあるので、近くに名水が汲めるスポットがあることも少なくありません。なので、せっかくキャンプに行くのであれば、近くに名水スポットがないかどうか事前にチェックしておいて、飲んだり、食事に使ったりしましょう。キャンプ場近くで汲むことによって、自宅から持っていくよりも鮮度も高いですし、もちろん、水道の水よりも美味しいし、身体にもいいし、なんてったって気分がいいものです。