2005/10/27
◆子育て家族のアウトドア講座 第41回◆
「お湯を沸かす癖」
シーンとした朝もやのキャンプサイトで飲む、煎れたてのコーヒーは格別です。しかし、キャンプでは火を熾して、お湯を沸かしてからコーヒーを入れないといけないので、思い立ってから飲むまでに時間がかかってしまいます。寒い季節はその時間が辛いものです。でも、お父さんは家族が寝ている間に起きて、家族が起きてから辛い思いをしなくてもいいように、お湯を沸かしておきたいもの。そして、家族が起きてきたらすぐに暖かいココアやカップスープを入れてあげたいものです。
この朝の暖をとること以外のことも含め、キャンプでは、お湯がとても重要な役割を果たします。特に秋からの気温が下がる季節には重宝します。なので、キャンプでは常にお湯を沸かしておく癖をつけておきたいものです。
【いつでもコーヒーやお茶がいれられる】
キャンプでは必ず必要なことですね。キャンプは何かと動き回る作業が多く、喉もよくかわきます。また、チェアに座って、ほっと一息つくという行為も日常よりも多い気がしますし、座って周りの景色を眺めながら一息つくというのはキャンプの醍醐味でもあります。その時にために、常にお湯を沸かしておきたいものです。
【食器を効率よく洗浄する】
温度の高い水は、食器の汚れをよく落とします。それを利用して、食べ終わった後の食器にお湯をかけて、ティッシュで拭くと簡単に汚れが落ちます。気温の低い季節には、油汚れが固まって落ちにくいのでこの方法はより効果的です。洗剤を使わずに済むので環境にも優しいですね。
【赤ちゃん対応も】
お湯を沸かしておくということは、赤ちゃんのミルクもすぐに準備できるということですね。
お湯を沸かしておくには、ガスやガソリンコンロでは燃料の消費もばかになりませんので、七輪に木炭を入れて火をおこしておくか、焚き火を熾してその脇にパーコレーターやクッカーに水を入れておいておきます。この場合、プラスチック素材等熱に弱い部材を使用しているパーコレーターは使えないので注意しましょう。
七輪は、炭火に送り込む酸素の量が調節できるので、効率よく長時間お湯を沸かし続けておくことができますので、かさばりますがおすすめです。ただし、小さい子どもが足をひっかけて倒して火傷しないように注意が必要です。
さぁ、次のキャンプからお父さんは、前の晩に飲みすぎて一番遅く寝袋から出てくるのではなく、家族で一番早く起きて、まずお湯を沸かして家族が起きてくるのを待ちましょう。