2006/2/23
◆子育て家族のアウトドア講座 第46回◆
「コンテナボックスの活用」
キャンプの道具は、手のひらに収まるような小物から、テントやシュラフ(寝袋)といった大きなものまで、大きさも形も千差万別です。これらのものをひとつひとつ運んでいてはキャンプ道具の運搬だけでキャンプが終わってしまいそうです。
そこでキャンプ好きな人たちが愛用しているのが、コンテナボックスです。千差万別なキャンプ道具をコンテナボックスにまとめて手際よく運搬できるようにしているわけです。また、コンテナボックスに入れておくと、キャンプ場で小物をなくしにくいというメリットや、地面が湿っていてもキャンプ道具が汚れないなどのメリットもあります。
コンテナボックスの中に入れる道具は、大きさなどのカテゴリに分けていれるようにした方が、使い勝手もよくなります。参考までに例を以下に示します。
<A>
スパイスやカトリラーなどの最も小さな分類の道具などは、片手でさっと移動できるようなサイズのコンテナボックスを利用します。釣りのタックルボックスや工具箱なども応用で使えます。
<B>
食器、鍋、コンロといったクッキング道具、ペグハンマーや工具類といった中間サイズの道具を入れるのには、幅50cm前後のコンテナボックスが使いやすいです。
<C>
ランタン、ツーバーナーといった大型の道具は、両手で抱える幅の大きなコンテナボックスが適しています。
中には、万が一災害が起きてもこの箱があれば困ることのないグッズを、ひとつのコンテナボックスにまとめられている方もおられます。また、椅子が足りない時には、イス代わりにもなりますし、強度のあるものであれば、車のルーフ上の荷物の積み降ろしの時には踏み台にもなります。
コンテナボックスには蓋があるわけですが、この蓋がロックできるものでないと、夜中に、強い風が吹いて飛ばされてしまうこともありますので、注意してください。
最近では、家庭の収納用としてホームセンターでもいろんなサイズのものが売っています。選択の幅も広くなりましたので、楽しみながら選んでみてください。
折り畳み式のコンテナボックスもありますが、実際には帰宅してもほとんどの場合、コンテナボックスのまま収納しますので、折り畳み機能は活躍しません。おまけに高価なのでおすすめしません。可動部分が多いだけ、強度も弱いですし。
【長期収納】
コンテナボックスのまま収納する場合、キャンプ場で雨に降られたり、誤って飲み物を中にこぼしたり、蓋を閉めるのを忘れて夜露に降られたりして、コンテナボックスの中は湿度が高くなっている場合が多いものです。なので、キャンプから帰宅したら、すぐに押入れや倉庫に収納せずに、一度コンテナボックスの蓋を開け、中を乾燥させてから、収納するようにしましょう(キャンプが晴天に恵まれた場合には、キャンプ場で車に載せる前に乾燥させてもいい)。乾燥させた後、乾燥剤を入れておけば完璧です。