2006/4/6
◆子育て家族のアウトドア講座 第48回◆
「春の野草観賞」
春は、いろんなものがぐんぐんと育つ季節。桜の花に代表されるように、植物の成長がわかりやすいものです。まだ、一部の植物は葉が伸びきっていなかったりして植物の観察がしやすい季節です。身近な植物観察を実践して、なかなか覚えるのが難しい野草観察眼を身につけてみてはいかがでしょうか?。
【たんぽぽ】
この季節、葉っぱはあまり伸びず、黄色い花だけが目立つので見つけやすいと思います。タンポポには、在来種と外来種があり、外来種は、一年に何度か花を咲かせます。(知ってました?)その年の一回目の開花が春のタイミングなのです。
【カラスノエンドウ】
春の早い時期に芽生えてくる代表的な植物ですね。公園の脇などでよく見かけられます。まだ、この時期は豆が太っていないので、豆笛が作れませんが、新緑の鮮やかなカラスノエンドウは、なかなか見ごたえがあります。ウサギをぺットにしている人は、餌に少し採集して帰ってもいいですね。
【蓮華(レンゲ)】
これもカラスノエンドウ同様、豆科の植物ですね。一時期は蓮華畑を見かけることが少なかったですが、最近では郊外の田植え前の田んぼに行くと生えているのをよく見かけるようになった気がします。子どもの頃はよく白い蓮華の花を探したものです。
【土筆(ツクシ)】
里山の畑の斜面や河川敷の土手によく生えています。食べる量だけ採集して、ハカマを取り除いて、醤油とゴマ油で炒めると手軽に食べることができます。
【菜の花】
アブラナ科で河川敷など一面に群生している風景は圧巻ですね。種子の40%は油分だそうで、昔は灯火、食用油、潤滑油などに使われたそうです。この花にモンシロチョウが舞っていれば春も本番ですね。