2006/4/13
◆子育て家族のアウトドア講座 第49回◆
「キャンプの予算」
キャンプというと、野外の何もないところに自分で道具を持ち込んで泊まるのだから、お金がかからない錯覚を覚えますが、実は、何もないがゆえに案外お金がかかるものです。なので、行き当たりばったりでキャンプに行って、「気がついたら、けっこうお金を使っていた!」とならないように、事前に大まかに予算を計算して、どれくらいのお金がかかるのかを把握しておきましょう。
道具を持っているという前提で、キャンプにかかる経費としては、以下のような項目があります。
1.交通費
往復のガソリン代や有料道路代。目的地までの距離で値段が変わります。
2.キャンプ場使用料
キャンプ場の料金。キャンプ場によって、キャンプサイト代だけでいいところもあれば、サイト代+一人ずつ入場料がいるところなど、まちまちですので、料金体系を事前に確認しておきましょう。
3.食費
高速道路や道の駅での休憩の時に飲む飲み物代も含めて、大まかにメニューを決めておくと、必要なお金が把握できます。自分たちで作るからといって安上がりになるとは限りませんので、外食も含めて計画するといいでしょう。
4.備品購入費
ホワイトガソリン、木炭、電池など準備のために必要な消耗品の費用。宿泊日数や前回の残りを見て算出します。
5.滞在経費
遊具のレンタル料とか、アミューズメント施設の入園料というように、現地での過ごし方に決まる費用です。キャンプに関連するレンタル品の使用料なども考慮しておきます。
6.予備費
車の故障、病気・怪我、など、万一の事態に備えるための費用です。
1,2,3、4については、特別なことをせず、何も起こらないのであれば、事前に想定できる費用だと思いますので、ある程度目安が立ちます。
5については、情報誌などである程度予測しておいた方がいいかもしれませんし、6については、慎重に行動し、支出の原因が発生しないことをお祈りしましょう。