2006/4/27
◆子育て家族のアウトドア講座 第50回◆
「キャンプ場の予約」
ガイドブックやアウトドア仲間の評判でキャンプ場を選ぶわけですが、キャンプ場によって予約制をとっているキャンプ場もあります(特にオートキャンプ系のキャンプ場では、予約をとる場合の方が多い)。そういう場合には、事前に予約の電話を入れ、キャンプ予定日とサイトの指定をして確認を取ります(予約はできてもサイト指定はできない場合もあります)。そうすることで、キャンプ場に到着した時のアクシデントや不要な負荷を軽減することができます。
その予約の際には、以下のような項目を確認しておきます。
1.ゴミの処理方法
2.直火の可否
3.禁止事項
4.場内設備の利用時間帯
5.ペット同伴(する場合の)可否
6.レンタル品、消耗品の購入
7.周辺の環境
温泉、子どもと遊べる場所、スーパー、病院など
1.ゴミの処理方法
ゴミ処理は、ゴミ袋や分別の仕方などキャンプ場によって様々です。先方の指示に従って準備を行います。キャンプ場の基本は、『ゴミは持ち帰る』ということを念頭においておきましょう。キャンプ場によっては、その土地の分別用のごみ袋を配布してくれることもありますが(公営のキャンプ場に多い)、普段使っているごみ袋を用意しておくことが基本です。1泊分のキャンプならすべてのゴミを持ち帰るようにしておきましょう。
一泊でどれくらいのゴミが出るか、一度、事前にきちんと確認しておきましょう。牛乳パックや生鮮食品用のトレイなど嵩張るものもあり、一泊でも予想以上にゴミが出るものです。
2.直火の可否
焚き火はキャンプのビッグイベントのひとつです。地面で直接焚き火をするのは風情もあり楽しいものです。しかし、地面を傷めるからと、直火を認めていないキャンプ場も多くなっていますので、焚き火をしたい時は予約時に確かめておきます。地面で直接焚き火ができない場合には、専用の焚き火台などを利用して焚き火を楽しみましょう。
また、直火を認めているキャンプ場でも、焚き火をしていいエリアを指定している場合がありますので、その場合は、キャンプ場の管理人さんの指示にしたがってください。
3.禁止事項
キャンプ場によっては、禁止事項がいくつかありますので、例を以下に示します。
・近隣のキャンプサイトに迷惑となる行為
・花火
・カラオケ(オーディオプレーヤーなどで音楽を聴くことも含む)
・発電機
・深夜まで騒ぐ
・ペット同伴
どれも説明は不要だと思いますが、上記の中で許可されている事項があったとしても、基本は周りに迷惑をかけずに、自然の中での生活を楽しむことです。例えば、花火ですが、許可されているからと言って、打ち上げ花火をしたり、他のテントの近くで花火をするなどはもってのほかです。花火の煙で咳き込んだりする方もおられますので、できれば花火はしないことを提案させていただきます。
4.場内設備の利用時間帯
キャンプ場によっては、シャワーやお風呂、洗濯機、乾燥機などが設置されているところがあります。その設備を利用する予定がある場合には、予約時に利用時間帯や費用などを確認しておきましょう。コインしか使えないシャワーの場合には、事前に小銭を準備しておくことも必要です。
5.ペットの同伴
最近は、ペット(特に犬)をキャンプ場に連れてくる方も多くなりました。自然の広々とした中ですごすことはペットにとっても素晴らしいことだと思いますが、キャンプ場によっては同伴を禁止しているところもありますので、予約時に確認要です。また、少しでも吠える犬だったら、可哀相ですが連れて行くのは止めましょう。人なつこい(絶対に噛付かない)、吠えない、しつけがなされているといったことが、連れて行く条件になるかと思います。また、犬の場合、キャンプ場では、テントサイトに鎖でつないでおくことが基本ですので、鎖をつなぐためのペグやポールを準備しておきます。
6.レンタル品、消耗品の購入
キャンプ場によっては、自分の持っているランタンやバーナーの燃料や交換部品などをおいているところがありますので確認しておきたいものです。ランタンなどはレンタル品をおいているキャンプ場もあるので、アウトドアグッズが揃っていない家族には重宝します。
7.周辺の環境
子どもたちとのキャンプであれば、退屈する子どももいますから、キャンプ場の近くに子どもと遊べる場所や温泉があるか予約の時に確認しておきましょう。また、買出しのためにスーパーや直売所が近くにないか?突発の病気のために病院が近くにないか?なども確認できればしておいた方が安心ですね。