2006/7/13
◆子育て家族のアウトドア講座 第55回◆
「トレッキングアンブレラ」
雨の日のキャンプ。テントの中で、テントの天井にあたる雨音を聞きながらのんびり過ごすのはなかなか気持ちのいいものです。しかし、一歩、テントから出ると雨に濡れながらの作業がまっており、とてもうっとおしいものです。アウトドアシーンでの雨対策用グッズ(ウェア)と言えば、上着とボトム(ズボン)に分かれていて全身を覆うレインスーツ、頭からすっぽりと被ってしまえるポンチョ、上着の長さが膝くらいまであるレインコートなどがあります。しかし、気温も湿度も高いこの季節に、それらのウェアを着ると雨に濡れる前に自分の体から発する汗(水蒸気)でムレてしまいます。また、昨今のキャンプではほとんどの場合、雨避けにもなるタープを設営するので、四六時中レインウェアを着用している必要もありません。
そこで活躍するのが雨傘なのです。タープの下では、普通の服装で過ごし(足元は長靴などの濡れても大丈夫なものを履いていた方が無難です)、タープの外に出て活動する時に傘をさす、というようにすればいいのです。タープがあるので、キャンプサイトの撤収はタープの下で行えばいいですし、雨の中でじっと作業をすることは現代のキャンプではあまりないように思います。なので、キャンプ場で炊事場へ食器洗いに行く、トイレに行く、買出しに行く、キャンプ場周辺をトレッキングする、ほとんどのシーンは傘をさせば済むことばかりです。
傘についてですが、一部のアウトドアブランドからトレッキング用としてアウトドア向きの傘が発売されています。それらは軽量化が図られていたり、撥水性が高いなど、街中で使うものとは多少差異化されている折り畳み傘ですが、すでにご自宅にお持ちの(もしくは街中で購入できる)傘で十分事足ります。キャンプ場の場合、折り畳み式ではない大きな傘の方が重宝することも多いです。どうせ車で行くのですから、日常使いの大きな傘を車に積んでおきましょう。
雨の中、傘をさしてキャンプ場周辺を散策する、これはかなりオススメなアクティビティです。ぜひ、お試しください。
参考サイト:モンベルのトレッキングアンブレラ
https://www2.montbell.com/japanese/asp/products/
Spg_shosai.asp?cat=&hinban=1128247