2006/8/3
◆子育て家族のアウトドア講座 第56回◆
「万能選手“軍手”」
アウトドア遊びでは、手を駆使することになりますが、日頃、会社でデスクワークしているお父さんにしても、物騒な事件の多発で屋外で遊ぶ時間が少ない子どもたちにしても、手の皮は軟弱なものです。そんなヤワな手で、石を動かし、草をかき分け、ロープをしっかり結び、熱い鍋などを扱うといった手にハードなキャンプシーン。このような場面では、手を保護する必要も出てきます。特に夏場のキャンプでは、昆虫採集をする機会も増えますので、草のトゲが刺さったり、虫に刺されたり、名前も知らない生物を掴むこともあるのでますます手は危険にさらされます。最近では、土を触っただけで手が荒れてしまうほど手の肌が敏感な人もいるようです。
そこで登場するのがキャンプの万能ギア“軍手”です。なにより安いのが魅力で、ホームセンターで10組セットが300〜500円くらいで購入できるので、家族全員分一挙に揃ってしまいます。手の甲の部分に、パパ、ママなんてマジックで名前やイラストを書いても面白いです。汚れても気になりませんし、ガンガン洗えます。木、石、土、ロープなんでも気にせず掴むことができます。綿でできているため燃えにくいので、焚き火でも大活躍します。焼き芋も握れますしね。もちろん、寒さから手を守ってくれます。アウトドアシーンでは、「第二の皮膚だ」なんて言うほど愛用している人もいるほどです。細かい作業をする時には、迷わず指先をカットしてしまいましょう。
軍手よりもグレードアップしたものが欲しい場合には、ホームセンターなどで作業用の皮製手袋を探してみてください。これも300円ほどで購入することができ、ダッチオーブンなどの高熱なアウトドアグッズを扱うのに重宝します。
寒い季節の手袋は準備の時に思い出しやすいですが、暖かい季節の手袋は思い出しにくいので、日頃からキャンプ道具が入ったコンテナボックスの中などに入れておくようにしましょう。