2006/12/21
◆子育て家族のアウトドア講座 第65回◆
「冬はバードウォッチングに最適な季節」
野鳥というのは、一年中観察できるものですが、見やすい場所に野鳥がいてくれる冬はとても“バードウォッチング”に適した季節だと言えます。里山では、紅葉が終わり葉っぱが落ちてしまった木の枝に止まっている野鳥は見つけやすいですし、水辺には、カモの仲間が多く渡ってきて比較的都心に近い場所で冬を越します。
“バードウォッチング”というと双眼鏡や望遠鏡などの道具が必要かな、と思いがちですが、特に水辺のカモたちは身体も大きいし、思いのほか近くにいるので容易に肉眼で観察することができます。マガモ、ホシハジロ、キンロクハジロ、オナガガモ、ヒドリガモといった種類は、都心の公園の池や都心を流れる川の河口でも観察できますので、インターネットや図鑑でその姿を覚えて探してみてください。カモの仲間以外では、コサギやアオサギといったサギの仲間も最近は都心でもよく見かけます。運が良ければコバルトブルーの羽が綺麗なカワセミに遭遇できるかもしれません。
最近では、小学生の総合学習にも取り入れられているバードウォッチング。子どもたちが自然に興味を持つきっかけになれば、と思います。肉眼で簡単に見つけることができますので、ぜひ、子どもたちと見つけた野鳥の特徴を話し合うなどしてみてください。