2007/5/31
◆子育て家族のアウトドア講座 第72回◆
「七輪を使おう」
アウトドアクッキング、キャンプでの料理というと携帯用コンロやツーバーナー、バーベキューコンロというような火器を想像しがちですが、日本にはもっといい道具があります。それが“七輪”、そして炭です。繁華街の焼き鳥屋さんでも炭火が美味い!とうたっているわけですから、これを使って作った料理が美味しくないわけがありません。
炭を簡単に扱うには、バーベキューコンロなんかよりも圧倒的に七輪です。ホームセンターで購入することができます。キャンプ専用の火器に比べるとはるかに安価で、丁寧に扱えば数年間は使い続けられます。
一度着火してしまえば、少ない炭で長時間火力が維持できるので、エコノミーですし、常にお湯を沸かしておくとか、シチュー等コトコト長時間煮込む必要がある料理を作ったりはもちろんのこと、火力が強いので、意外にもフライパンを使った炒め物も得意なのです。炭火なので焼き物が得意なのは言うまでもないわけですから、けっきょくどんな調理方法もこなしてしまうマルチギアなのです。
使用する炭にもちょっとこだわりましょう。昨今、アジアのマングローブ林を伐採して安価に製造された炭が安く売り出されていますが、変な臭いが出ますし、火持ちもよくありません。備長炭やその他のナラ材などで作られた炭は、臭いも少なく火持ちがよいものです。
七輪でまずはご飯を炊いておいて、その後、家族で七輪を囲んで焼き鳥を思い思いに焼きながら焼き鳥パーティーなんていうのも楽しいものです。