2007/6/21
◆子育て家族のアウトドア講座 第73回◆
「オタマジャクシを見つけよう」
ほとんどの地域で、田植えが終わりました。田植えが終わったらしばらくの間、田んぼには水がはられています。その間に、田んぼを生活の場としている生き物たちが一斉に活動します。
田んぼの代表的な生き物と言えば、蛙(かえる)です。蛙は田んぼに水がはられるや否や土の中から起き出してきて、短期間の間に一斉に繁殖行動をし、卵を産みます。なので、早いところでは、田植えが終わって一週間もするとオタマジャクシが泳いでいる田んぼもあります。オタマジャクシは、小さな子どもでも簡単に捕まえることができるので、小さいうちから生き物に接するにはとても良い対象です。近くに田んぼがある方やドライブの途中で田植えの終わった田んぼを見かけたら、ちょっと車を止めて畦道から田んぼの中を覗いてみてください。
蛙やオタマジャクシの他にも、様々な種類のトンボのヤゴ、カブトエビ、ホウネンエビ、タニシ、ドジョウ、アメリカザリガニ、運が良ければクサガメやニホンイシガメなんかも観察することができます。田んぼに引き込んである水の水源が奇麗な水質の貯め池であれば、小さな鮒などの小魚も見つけることができます。
オタマジャクシなら、数匹連れて帰って飼育してみても楽しいですね。
最近は、オーガニック時代で稲作でも農薬の使用率が下がってきていますので、一時期よりも生き物が多く生息しているように思います。