2007/7/26
◆子育て家族のアウトドア講座 第75回◆
「灯りの使い分け」
通常のファミリーキャンプでは、テント、タープと二つの居住空間があります。
前者は、寝る時や雨の日の団欒の時に過ごす空間、後者は、食事や晴れた日の団欒で過ごす空間です。夜、これらの空間の明るさを確保するために、ランタンを用意するわけですが、タープ下の空間では、より明るさを確保するために、ホワイトガソリンや灯油といった液体燃料を使ったランタンを使います。明るさを確保することで、暗闇の中での安全を確保することになりますし、タープの下にはテーブルをセットし、食事もしますから、明るい中での食事がしたいものです。
一方、テントの中では、液体燃料をこぼしてテントが火事になってはいけないので、液体燃料を使うランタンは使わずに、電池を使った灯りを使用します。一昔前までは、電球を使ったタイプのもの多く、暗い上に電池の消費量も大きかったのですが、最近は、蛍光灯やLEDを使い、より明るく、電池の持ちもよいものが販売されていますので、使いたいものです。
最近のテントは、ほとんどがナイロン製、ポリエステル製で、さらには有機材料で撥水加工、防水加工が施され、とても燃えやすい材料が採用されていますので、くれぐれも火の気をテントの中に持ち込むのは止めましょう。