2007/8/2
◆子育て家族のアウトドア講座 第76回◆
「子どもにも荷物を持たせよう」
アウトドアへ遊びにでかける時、家族連れのお父さんは大変です。
よく見かけるのは、お父さんが自分の荷物と子どもの荷物も持たされているのです。お父さんはパワフルであるのが理想的ですが、それでもできるだけ疲労も少なく遊びに出かけるにこしたことはありません。
子どもたちも、4〜5歳くらいになると、親と同じことをしたがります。なので、これくらいの年齢になれば、遊びに行く時に“自分の荷物は自分で持つ”ということを教え始めましょう。持ち物にはおやつ、水筒、着替え、タオルなどをベースとして、ビノキュラー(双眼鏡)、図鑑といったフィールドを楽しむものもあります。これらを入れるために、子どもに専用のバックパック(ザックとか、リュックとも言いますね)を買ってあげて、それを遊びの時には背負わせるようにします。自分専用のものを持つことで、子どもたちは俄然自分で荷物を持つ意欲がわいてくるので、山道などで張り切って歩いてくれることでしょう。自分専用の入れ物(バックパック)を持つことで、自分の持って行きたいおもちゃとか、あれこれ持っていくものを自ら考えるようにもなります。そうなればしめたものです。少々重くてもがんばってくれたりします。
子ども用のバックパックであれば、イメージとしては昔流行ったデイパックですね。あれくらいのサイズを選べばよいと思います。容量としては、20リットルくらい。子どもが小さいからと言って、小さい物を買ってしまうと、子どもが成長してすぐに使えなくなりますし、このサイズであれば、大人になっても使えます。シルエットは、横に幅広いものは歩いているとバランスを崩しやすいので、縦長のものを選んだ方が子どもたちも背負いやすいと思います。上蓋や横にポケットがついているものが使いやすいです。