2007/10/18
◆子育て家族のアウトドア講座 第81回◆
「どんぐりで遊ぼう」
森の宝物“どんぐり”。
最近は、あまり話題にならなくなりましたが、小さな子どもでも遊べる気軽な遊び道具になります。雑木林や近くの公園に出かけ、どんぐり拾いから子どもと一緒にやりましょう。
どんぐりには、樫、椎、クヌギなど様々な種類があります。樫は、小学校の校庭や公園などもっとも身近な場所で拾うことができるどんぐりです。
椎は、古い神社やお寺に大木があります。このどんぐりは、炒って食べるとほんのり甘く素朴な美味しさを味わえます。
クヌギは、ずんぐりとした重量感のあるどんぐりで、街中ではあまり見かけませんので、都心の子どもたちから見れば希少な存在かもしれません。山に行ってクヌギの木を探せば、拾うことができます。クヌギの木は、夏の間、カブトムシやクワガタムシが樹液を吸いにくる木なので、すでに子どもたちはこの木があるところを知っているかもしれません。
どんぐりで遊ぶなら、“どんぐりゴマ”がポピュラーです。爪楊枝をどんぐりのヘタがついていた方に差し込んだら完成。とても簡単なので、3歳くらいの子どもでも作ることができますね。どんぐりゴマを作ったり、 誰のコマがバランスよく長い時間回り続けるか競いましょう。こんな素朴な遊びでもけっこう楽しいものです。どんぐりに顔やイラストを書いてオリジナルのコマを作るのも面白いですよ。
なかなか改まって探しにいくことのないどんぐりですが、子どもたちと散歩がてら探しに行かれてはいかがでしょうか?