2007/11/15
◆子育て家族のアウトドア講座 第83回◆
「何でも乾燥させてしまおう」
キャンプ道具は何かと濡れたり、湿気を吸ったりして、水分を含みます。例えば、食器類は洗うので当然濡れますが、テントやタープの上側は夜露でかなり濡れますし、子どもたちが水遊びをすれば、洋服も濡れてしまいます。テントのボトムやテントの下に敷いているフットプリント(グランドシート)は、地面の湿気で濡れますし、土で汚れます。ツーバーナーやコンテナボックスなどもタープからずれていれば、夜露で濡れますし、シュラフは、自分の汗で湿ってしまいます。
というように、一夜のキャンプで、かなりの道具が水気を含んでしまうことになります。これらの水気をそのままにして収納してしまうと、カビや錆びを発生させる原因になってしまいますので、キャンプの撤収の時は、早めの行動でそれらを乾燥させる時間を確保しましょう。十分乾燥させて収納しておけば、帰宅してからも手入れをする必要なく次のキャンプにのぞむことができますので、翌朝の午前中はゆっくり時間を確保したスケジュールがおすすめです。
シュラフは、テントの上に広げたり、木の枝にかけたりして乾燥させます。食器等の道具は、布巾で拭いた後に日向で乾かします。テントは上部が乾燥したらペグを抜いて逆さまにしてボトムを乾燥させます。ファミリー用のテントは大きく、扱いも大変なので、この時は子どもたちと一緒に家族で作業しましょう。逆さまにしたテントは、突風で飛びやすいので子どもたちに見張っておいてもらうといいですね。雨が降ったり、どうしても早く出発しなければならず、十分乾燥させることができなかった場合には、帰宅の車の中で、エアコンを利用して乾燥させることができます。特に、秋は夜露がたくさんおりる季節ですので、乾燥は入念に行いましょう。