2008/3/6
◆子育て家族のアウトドア講座 第91回◆
「ウェア:視認性と元気の素」
アウトドアウェアには、赤、青、蛍光色のようにビビッドではっきりした色のものと、茶、深緑等のような自然に溶け込むようなアースカラー系のものに、大別されます。
子どもたちに着せるウェアの場合には、自然の中で認識しやすいように、視認性の高いはっきりした色のものを選ぶように心がけたいものです。キャンプサイトでお父さんお母さんが作業をしている間に子どもたちがちょっと離れた場所で遊んでいる時など、子どもたちが着ているウェアの色でパッと認識できるので、未然にトラブルを防止することにつながります。当然、森の中ではぐれた場合にも見つけやすくなります。
また、ヒマラヤに代表されるようなアルパインな世界(本格的な登山)では、ビビッドで目立つ色が採用されます。これは、過酷な自然の中で遭難などのアクシデントに見舞われた時に見つけてもらいやすい視認性を確保する、という意義だけでなく、長期間の過酷な条件下での生活で気分が沈まないように元気にする効果もあるという話を聞いたことがあります。元気な色のおかげで、無意識に元気になれる、というわけです。
子どもたちもそんなアウトドアウェアを着るとさらに元気に自然の中で遊んでくるのではないでしょうか。