2008/3/21
◆子育て家族のアウトドア講座 第92回◆
「快適な睡眠をするためのTips」
キャンプの朝、爽やかに目覚めるためには、快適な睡眠が必要です。快適な睡眠のため、というとどうしても、マットやシュラフ(寝袋)に意識がいってしまいがちですが、もっと大切なことがあります。それは平らな地面です。快適な睡眠を得るには、自分が眠る地面が平坦でる必要があるのです。傾斜していたり、石などでごつごつしていてはぐっすり眠れないのです。そんな快適な地面を判断するためのコツを紹介します。
【石を拾う】
大きい石は当然のことながら、小さな石でもその上に寝るとなると意外と気になってしまいます。一旦グランドシートを敷いて、テントを設営してしまった後に、その石を取り除くのは面倒なので、グランドシートを敷く前に取り除いてしまいましょう。
【横になってみる】
地面の状態というのは、見た目ではわかりません。テントを設営しようと思う場所に、寝転がってみましょう。子どもたちも一緒に。寝転がるだけですぐに寝心地がいいか悪いかが判断できます。何のへんてつもない地面に寝転がる機会というのはあまりないので、けっこう新鮮な感覚が味わえるのも面白いところです。
【丸いものを転がす】
地面に傾斜があるかどうかは見た目ではわからないものです。筒状のボトルやボールを転がしてみましょう。勢いよく転がるようであれば、その場所はNGです。
【整地する】
キャンプ場といえども、地面が平坦であるとは限りません。そんな時は、自然を傷つけない範囲で整地してみましょう。石があれば取り除き、窪みがある場合には近くの砂や落ち葉などを敷いて平らにし、一度その場所で寝転んでみます。それでも違和感があるようなら、面倒でもさらに整地してみます。
「ちょっとぐらい平気」と思っても、一晩をそこで過ごすと、耐えられないほどの不快感になる場合もあります。一旦テントを設営してしまってからでは、地面の整地は大変なので、気をつけましょう。お父さんは我慢できても子どもたちや奥様が不快では、楽しいキャンプになりませんよ。