2008/4/10
◆子育て家族のアウトドア講座 第93回◆
「木の下は要注意」
キャンプはある意味、太陽の光との戦いでもあります。冷え込んだ朝にシュラフ(寝袋)の中でヌクヌクとしていても、晴れた日に太陽の光が直接当たる場所にテントを張っていると、けっこう早い時間からテントが暖められます。テントの中の温度が温室のように上昇し、あっという間に暑くなってシュラフの中でまどろんでいられなくなってしまいます。その経験がある人は、テントを太陽の光が早朝に当たらないように木陰などに張ることがあります。木陰にテントを張るメリットは、雨が降ってもすぐに濡れないということもあります。
※注意!:木陰でも、あまり木の幹に近い場所にテントを張ると落雷の被害を受ける可能性が高くなりますので、ほどほどに木から離れた場所にテントを張るようにしましょう。
しかし、木陰でもいいことばかりではありません。雨が降るとしばらくは木が雨を防いでくれますが、時間が経つと木の枝を伝って徐々に大きな雨粒が降ってくるようになって、うるさくて眠れません(特に、たまにしかキャンプしない人は、キャンプの時のこういう音がうるさく感じる方がけっこうおられます)。また、晴れた日、特に春から初夏にかけて樹木の成長の勢いがある時に、樹木からは虫や鳥の糞、ヤニ等も落ちてくることがありますので、注意が必要です。特に樹木のヤニが霧のように降ってくることがあり、これがいったんテントに付くととるのが大変なので要注意です。基本的にテントはあまり洗いませんので、注意した方がよいです。参考までに、春から初夏にかけて樹木の成長の勢いがある時は、街路樹の下でも同じ現象が起こりますので、街角で路肩に駐車する時も注意してください。
窓ガラスがヤニだらけになってしまったら大変ですから。