2008/4/24
◆子育て家族のアウトドア講座 第94回◆
「小さなテントムーブメント」
2007年頃から、1人用とか、2人用のコンパクトで軽量化された小さなテントが注目されているようで、各テントブランドも様々なタイプのコンパクトテントを発売しています。夏の野外での音楽フェスティバル(通称:夏フェス)の会場へ来ている観客が持ってきているテントにも、この傾向が見受けられます。これはオートキャンプのような重厚長大なキャンプ装備ではなく、バックパッキングのように人力でも運べるフットワークが軽い移動宿泊手段の認知度も上がってきていることかなぁ、と感じています。
そのニーズの高まりに加え、薄くても強度のあるナイロンやポリエステル素材の開発や、シンプルで強度があり、効率的にテントの中の空間を確保する構造のアイデアが経験に基づき開発されてきたというバックボーンもこのムーブメントを支えているのだと思います。小さなテントは子どもたちも喜びます。キャンプに行かなくても庭やベランダで設営してあげると、秘密基地っぽく、喜んでその中で遊びます。幼稚園児などは、友達と入って中でおもちゃで遊んだりもします。キャンプ場では、小学生になって独立心が出てくると、自分だけのテント空間が嬉しくて小さなテントがいい!ということもありますし、大人とは別に子どもたちだけのテントというだけで嬉しい子どもたちもいます。
大きなテントで家族全員が使うのもいいですが、小さなテントに分かれてキャンプするのも面白いですし、テントが小さいので設営や撤収、運搬がぐーんと楽になります。