2008/7/17
◆子育て家族のアウトドア講座 第99回◆
「田んぼは僕らの百科事典」
トンボのヤゴ、ゲンゴロウ、ガムシ、タニシ、アメンボ、鮒、ドジョウ、ザリガニ、ヨシノボリ、ナマズ、クサガメ、アキアカネ、シオカラトンボ、イトトンボ、オタマジャクシ、アマガエル、ツチガエル、トノサマガエル、オケラ、シマヘビ、アオダイショウ、ヤマカガシ、カブトエビ、ホウネンエビ・・・これらは私が田んぼで出会った生き物たちです。
稲刈りの終わった平らな田んぼでは、ネズミをくわえたイタチに遭遇したこともありますし、雲雀(ひばり)の巣を見つけ、かわいい雛たちを観察したこともありました。なので田んぼは生きた生物図鑑のような存在だと感じます。
また、田んぼは、お米という食糧を生産するためだけの場所ではなく、洪水を未然に防ぐ治水機能を持ち、水を浄化したり、温暖化を緩和するという環境維持機能を持ち、見た目にも心地良い場所としての存在価値があります。
以上、紹介したように、田んぼには実に多くの生き物たちが生息しているとともに、田んぼそのものが人間の生活を支える場所であることを今の子どもたちは知りません。ぜひ、お父さんがリーダーシップをとって、近所やドライブ途中に見つけた田んぼで立ち止まって、観察して、子どもたちと田んぼのあれこれについて話し合ってみてください。