2008/7/24
◆子育て家族のアウトドア講座 第100回◆
「インナーシュラフ」
夏のキャンプは暑いです。テントの中は熱がこもるのでもっと暑いです。
一方、キャンプで寝るとなるとシュラフ(寝袋)を思い浮かべます。しかし、夏の暑い時期にシュラフに入って寝たらとんでもないことになってしまいます。外気温が高い上に、シュラフの中は自分の体温よりは低い温度にならないわけですから、シュラフに潜り込んでしばらくしたら、汗が噴き出してきて、 とても安眠は得られません。
夏のキャンプは標高の高い山の中でのキャンプ以外では、タオルケットなどの薄いものをお腹にのせる程度でも十分なのです。また、アウトドアショップに行くと“インナーシュラフ”なるものが販売されています。これは化学繊維やシルクの布を袋状に加工したもので、通常、シュラフの中に入れて保温性を高めたり、シュラフの汚れを防ぐために使用されます。これを一枚だけで使用すれば、夏に快適に眠れます。しかも化学繊維のものは、安価で手入れが楽です(洗濯に対する耐久性がある)。一方シルク製の物は、軽量で肌触りがよいものです。
家族で使用する場合には、化学繊維のもので十分だと思います。