2008/10/2
◆子育て家族のアウトドア講座 第103回◆
「エディブルプランツを育てよう」
一時期、ハーブを自宅で育てるガーデニングが注目されていたことがあります。ハーブと言っても、利用シーンというか、使える料理の幅が限られますので、自宅で栽培したからと言って、日常的に楽しめるか、と言えば一般的にはそうでもありません。
最近は、食への安全意識の高まりとともに、庭でも、ベランダでも、家庭菜園だけでなく、そのまま食べることができる実がなる木など、“食べることができる植物”を楽しむエディブルプランツに人気があります。そして、植物に触れることで、自宅でちょっとしたアウトドア感覚が楽しめます。
最近では、ホームセンターなどでもよく見かける種類が増えてきました。ワイルドストロベリー、サルナシ(ベビーキウィ)、マルベリー(桑)、ラディッシュなどです。
エディブルプランツに限った話ではありませんが、自宅で食べられる実がなる木を育てていると、水やりなどの日々の観察の中で、その植物の変化から、季節の変化を感じ取れる感性が自然と磨かれてきます。子どもたちと一緒に観察してみてください。
そんなエディブルプランツを育てる生活を送っていると、アウトドア遊びをするフィールドでも、食べられる実がなる木や、その季節によって奇麗な花が咲く植物に気づいたりして、自然を楽しむ知識が蓄積され感性が磨かれていきます。
そしてなによりも、家族で育てている植物からとれた実を食べることで、とても幸せな気分になることができます。