2009/1/15
◆子育て家族のアウトドア講座 第109回◆
「道具の進化/発熱素材」
もう何年も前のことですが、ミズノからブレスサーモという“汗をかくと発熱する繊維素材”が 開発され、アウトドアマーケットに登場しました。がしかし、その効果をメディアを使ってPRしてもユーザーに伝わらなかったのか、なかなかユーザーが増えませんでした。
その後、女性ものを中心にアウトドアではなくデイリーユース分野でのアンダーウェアマーケットに登場し、少しずつユーザーを増やしていたのですが、2008年の秋、ユニクロのヒートテックという、同じく汗で発熱する素材がブレイクし、一気に“汗で発熱する繊維素材”が注目されました。今では、半袖・長袖のTシャツ、タイツ、キャミソールなどのアンダーウェアに加え、内側に発熱素材を使用したパンツ(長ズボン)やブルゾンなども登場しバリエーションも選びやすくなっています。
この素材、実際に体感すると、その発熱の快適さに驚きます。そして、冬は手放せなくなってしまうほど心地よい着心地です。最近のものは、抗菌効果や消臭効果などの機能も備え、ますます快適に進化しています。寒くてもおかまいなしの子どもたちと一緒に寒風の中で遊びたいお父さんお母さんの秘密兵器です。