2009/3/12
◆子育て家族のアウトドア講座 第112回◆
「環境に優しい道具:LEDランタン」
2008の春、電球だったヘッドランプがLEDになって球切れ無し、なおかつ省電力になって、アウトドアイクイップメントとしてのライトの時代が変わったことを取り上げました。最近では光をうまく拡散させる工夫もできてきて、LEDを採用したランタンも発売され、評価もされてきています。その最も大きなメリットは、小型化・軽量化です。これまでのランタンは、ガソリンや灯油を燃料とするタイプを例にとると、収納ケースの大きさで見れば直径20cm、高さが30cmほどもある大きなものであるうえ、点灯時に発熱するので、子どもたちは火傷をする可能性がありました。LEDを採用したものは、直径5cmほどで高さも10cmほどのものもあり、片手で容易に持ち運べて発熱しないので、火傷の心配もありません。ランタンは、夜、テント内でも使用しますが、万が一テントの中で転倒させてしまったとしても、テントのボトム(床)の生地が熱で溶けてしまう恐れもありません。これに充電して何度も使える電池を組み合わせて使えば、破棄物も極力減らすことが可能になります。
街角のクリスマスイルミネーションは、いまやほとんどがLEDになりましたが、アウトドアシーンだけではなく、学校の照明にもLEDが採用され始めています。今のままでは、地球は2030年にエネルギー供給の限界が来ると言われています。こういった長寿命・省電力なプロダクトやテクノロジーがどんどん出てきて欲しいものです