2009/4/30
◆子育て家族のアウトドア講座 第113回◆
「ちょっとした時に頼りになるマイクロツール」
キャンプシーンで使う工具というのは、そう何種類も必要なわけではありません。食品のビニール袋や紐を切るとか、ちょっと緩んだボルトやナットを締めるとか、応急処置で使った針金をねじるとか、そんな程度の作業で済むことが多いものです。その一つ一つの作業のために標準サイズの工具を一つ一つ持っていくのは、重いですし、嵩張ります。これは昔からアウトドア遊びをする人たちの悩みでした。アウトドアナイフのブランドもあれこれ試行錯誤してきたのです。
そして、最近、ようやくミニマムで必要充分な機能を持ったマルチなマイクロツールが発売されるようになってきました。小さいにもかかわらず、安っぽくもなく、強度もあり、もちろん高性能なのです。ペンチはしっかり力が入り、ナイフは切れ味抜群、ドライバーもしっかりしめつけできます。収納性も高く、写真のもので、収納サイズ3〜4センチしかありません。もっと重量感があって握りもしっかりしたものが好みの方には、大きなサイズのものもありますし、好みに応じてサイズや機能の数も選べるようになっています。
マルチツールには、上記に書いた機能の以外にも、ヤスリ、ルーペ、ピンセット、ハサミ、精密ドライバー、LEDライト、栓抜き、缶切り等、用途に応じた機能を持ったものがありますので、自分のスタイルに合わせたマルチツールを選ぶことができます。
小さいものは、価格も安価ですし、握り易いので、子どもたちの入門ツールとしてもおすすめです。小さくてもアウトドアブランドのものであれば、耐久性があり長持ちしますし、自分専用の工具を持つことで、子どもたちもモチベーションがあがると思います。