2010/5/6
◆子育て家族のアウトドア講座 第125回◆
「スローな天気予測2」
自然の中には、テレビや新聞はありません。そんな時には、周りの環境や生き物の変化で天気予測をすることができます。
・遠くの音がよく聞こえると雨
空気中の湿度が上がると、音が空気中を伝わりやすくなります。
・ツバメが低く飛ぶと雨
湿度が上がると、ツバメの餌となる昆虫が地表近くを飛ぶようになるため。
水のはった水田でそんな光景を見ることができますね。
・朝、クモの巣に水玉がついていたら晴れ
朝、放射冷却の冷え込みがクモの巣に露をつくります。決して雨がついているわけではありません。
・山が近くに見えると雨
天気が下り坂になると、空気の透明度が落ち、遠近感がなくなるためです。
日頃から見る山を決めておけば、日々の比較ができるようになります。
・イモリが水の中にいるなら晴れ
身体の湿度を保つためでしょうか。上陸していれば雨です。
・カタツムリが殻から出ていれば雨
イモリと同様に、体表面を乾燥から守るために、晴れた日はとじこもってじっとしています。
・星がいっぱい出ていれば明日は晴れ
夜星が一杯でているとよく晴れて、天気が持続します。
・飛行機雲が出ると雨になる
飛行機雲は、上空の湿度が高いと発生しやすいので、飛行機が飛んでいたら
観察しましょう。
どんなこともそうですが、キャンプに行かなくとも、日頃から気にかけておくことで当たる確率も上がってきます。日常生活の中で「今日、カタツムリ見た?」などと家族みんなであれこれ話してみてください。