2012/11/8
◆子育て家族のアウトドア講座 第139回◆
「ひだまりを探そう」
秋から春にかけての気温が低い季節、昆虫や爬虫類等の変温動物は体温が上がらないので動きが鈍くなります。さらに気温が下がると土に潜ったりして冬眠してしまいます。
こういう季節に、生き物観察する時のコツがあります。それは日光があたる“ひだまり”を探すことです。そういう場所に昆虫や爬虫類が出てきて日光浴し、活動や食べたものの消化のために体温を上げているのです。
動物にとって太陽の光を浴びることは、単純に活動を活性化させるだけでなく、ビタミンDなどの栄養素の吸収を助ける働きも持っていますのでとても大切な行動です。彼らの体調維持も担っているのです。
野山等の自然の中に出かけたら、ひだまりをよーく観察してみてください。生き物が気持ちよさそうにしている光景に出合うことができます。
※写真
やんばるの暗いジャングルの中で、小さなひだまりを見つけて日光浴しているキノボリトカゲ。