◆第5回◆〜最終回〜
1人で歩いていく者? 、、、10歳

12月のある日曜日、家族でドライブ中に10歳の息子とけんかしました。

きっかけは些細なことですが、どうしてもその姑息な言い訳がひっかかり、 
説明と謝罪を求めました。

家族のみんなを不愉快にした上できちんと謝れないなら、
家族という船(この場合車)から降りるように云いましたが
「謝りたくない。」「車からも降りない」
、、ということでしたので、それでは君「世の中はとおらんばい」
と車を停め、再度確認した上で車から引きづり降ろしました。

10歳の子供を引っ張り出すのは一苦労で、
信号待ちの対向車はもちろん、歩行者や食堂から見物客もでてきて
弱りました。 
強制執行でしたが叩きも蹴りもせず、謝罪か車から降りるか
説き続けましたが、誘拐や幼児虐待に思われたのかもしれません。

ファイナルアンサーも同じでしたので、
反省して家族に戻りたくなったらこの道を
ずっとずっとどこまでも歩いていくと
夕方までには隣町の駅まで着くからそこまでいけば
あとはわかるだろうと伝え、車から降ろしたまま家族は車で去り、
息子は1人北をめざして歩いていきました。

(流石に未成年放棄になるので、私だけは降りて遠くから歩いていきました。
息子の方は昼食も食べられず、缶ジュースも飲めず、
自販機のつり銭を探りながら、迷った挙句ちゃんと
10k弱の道のりを歩いて家族へ帰ってきました。
その内本当に1人家族から旅立つ日が来るんだろうなぁ
とはじめて実感した1日でした。)

これで短い5つの「こそだて」報告は終わりです。
「こそだて」をさぼったり、ええかっこしたり、
妻に押付けたりとその実態は飲んでごろごろしていることが多い
かっこ悪い親父ですが、
これからも「互いの自立」をめざしていきたいと思っています。

2003/1/16更新
熱血パパの子育て日記
現在、福岡で元気に働く熱血博多っこパパの10歳になる息子さんとの子育ての歴史。

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