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子どもと遊ぼう

【こそだて】のアンケート結果でも、パパに担当して欲しいことの1位は遊び相手。アメリカでは、父親の役目は男の子にキャッチボールを教える事だ、と言われたりする。他にもパパだからこその遊びや、ママにはできない・負担になる遊びもある。子どもと積極的に遊んで、カッコ良いパパ・大好きなパパになろう!

乗り物に乗ったら「あいうえお」

子どもを乗せて車で移動することはよくあること。私は、子どもはほとんど後部座席に座らせていましたが、子どもはただ座っているだけでは段々つまらなくなってきますよね。かまって欲しくて、運転している私に後ろからいたずらしてきたら危ないな、と思って、思いついたのが、車の窓から外を見て何かを探すゲームでした。

 

こんなゲームをしていました。

 

1.何かを探す!

良くやっていたのは、「赤い車を探して、数えて!」というもの。子どもは見つけるたびに「あった!あった!」と言ってきます。どこにあった?何台見つけた?と聞けばその答えも返ってきます。走っている車だけでなく、路地の遠くの家の車庫にある車まで、食い入るように探すようになってきます。遠くのものを見つけたら、本当?すごいな!と言ってあげてください。

 

2.数を探す!

数字を探す、というのもやっていました。街中の看板などに書いてある数字を、1から9まで、順番に見つけていく、というもの。「1、あった!」「2、あった!」と言ってきたら、どこにあった?と聞いてあげます。車で走っている時なので、聞いた時は既に通り過ぎているわけですが、一生懸命、その状況を説明してきますので、聞いてあげてください。運転手のパパはそれの裏どりするすべはありませんので、すべて子どもの言ったことが正解!「そうか、よく見つけたな〜」と、ほめてあげれば楽しくなりますね。

 

3.「あいうえお」を探す!

数字の次は、「あいうえお」です。ひらがなの「あ」から順番に見つけていくというもの。やり取りは数字と同じ。子どもだけがみつけたものなので、説明をよく聞いてあげると、どんどん詳しく説明してきます。年齢によっては、「あ」の字がある言葉はどんな言葉だったの?と少し難しい質問も良いかもしれませんね。「あ」の字だけ探しているので、その言葉は見ていないかもしれませんが、質問すると、次からそれも注意して見るようになっていきます。子どもの能力は、楽しさの中で課題を与えていくと、際限なく広がっていくもの。こういうコミュニケーション自体が楽しさを作っていきます。

 

車の中での遊びなので、あくまでも「運転中」ということに注意していただいて、楽しい会話を子どもと楽しんでみてください。兄弟がいれば、左右の窓に分かれて競争するのも良いかもしれません。また、車の窓だけじゃなく、電車に乗った時も窓の外の景色で同じことができます。窓から見える動く景色は、すべてが宝探しゲームの題材。どんどん過ぎていく風景なので、常に、答えの主導権は子どもにあります。そこから会話を膨らませていってください。外の景色を眺めれば眼にも良いはず。小さいお子さんは、チャイルドシートがないと窓の外は見えないかもしれませんが、見える範囲で、試してみてください。


text: Yutaka Sugahara