使い捨てで気軽に利用できる紙おむつ。【こそだて】で2008年に実施したアンケート調査では、布おむつ派10.46%に対して、紙おむつ派は89.6%にものぼりました。紙おむつを使う主な理由としては、1.洗濯しなくてよい 2. 出かけるときに楽 3. おむつ替えが楽 がトップ3を占め、その便利さと手軽さから支持されていることがわかります。
紙おむつは大きく分けて、テープ留めタイプとパンツタイプの2タイプがあります。最近はおむつの質も機能もアップし、各社からさまざまな工夫を凝らした紙おむつが登場しており、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。そこで今回は、紙おむつ選びのポイントを紹介します。
ちなみに、同じアンケートで「使用しているおむつを選んだ理由」を聞いたところ、1.安いから 2.素材が合っている 3.漏れにくい 4.メーカー・ブランドの信用 5.テープを止めやすい(履かせやすい)という結果がでました。
テープ留めタイプのおむつ選び 〜吸収力と肌へのやさしさに注目〜
まず新生児期から使うのがテープ留めのおむつ。赤ちゃんを寝かせたままおむつを替えるタイプで、テープ留めの位置を変えることでウエストや足回りのゆとりを調整できます。サイズ設定は主に新生児・S・M・L・Bigサイズがあり、メーカーによって対象とする体重もさまざま。材質や機能も異なります。次の点をチェックして、ニーズに合ったおむつを選びましょう。
1.吸収力のよさ
ねんねの時期はうんちがゆるめ。ゆるゆるうんちやおしっこをすばやくしっかり吸収できる製品なら、赤ちゃんも快適に過ごせます。2.通気性・肌触りのよさ
生まれてすぐの赤ちゃんは特に肌が敏感なので、通気性や素材、肌触りにはこだわりたいものです。いつも使うおむつから違うメーカーのものに替えたらおしりがかぶれた、ということもあるので、できれば試供品などで確かめたいところです。3.フィット感
サイズ設定は同じでも、製品によって股上の長さや腰回り、脚ぐりの大きさなどが微妙に異なります。また、ギャザーの位置や強さ、細かさなどにも違いがあります。サイズや形が赤ちゃんに合っていなければ、ゆるゆるうんちが背中や太ももの付け根から漏れることも。いろいろ試して、赤ちゃんの体型に合ったものを選びましょう。4.お知らせサインの有無
「お知らせサイン」とは、おむつ表面にあるラインや絵柄の色がおしっこに反応して変化し、おしっこしたことを知らせてくれるという機能です。おしっこをしたことが外からわかるので、あるととても便利です。5.テープの使いやすさ
おむつ替えをはじめたばかりの頃は、赤ちゃんのウエストサイズに合わせてテープを留めるのもなかなか難しいもの。テープを何度でも付け直せるタイプなら調整もしやすいもの。また、テープをはがすときの音も要チェック。音が静かなら、眠っている赤ちゃんを起こさずにおむつ替えが可能です。