いつから?いくつから?そしていつまで?

初めての子育てでは、始めるタイミングや終わりにするタイミングに悩むことがたくさんありますね。食べ物や飲み物、着る物、おもちゃ、お出かけなどなど。知りたい事のリクエストもお待ちしています。メールアドレス

※これはあくまでも目安です。赤ちゃんの成長の違いやそれぞれの環境、体質や体力の個人差などで変わってきます。

ベビーベッド

 

出産後お家に帰ってきた赤ちゃんは、どこで過ごすのでしょうか?
生まれたての赤ちゃんは、自ら移動することがほとんどなく、また危険を回避する事もできないので、赤ちゃんを守る場所が必要です。それがベビーベットです。
ベビーベットのスタートは、産院からお家に帰ってきたときから使用できます。こどもの育ちで大切なことは「いつもといっしょ」という感覚です。同じ場所や人が、同じタイミングでかかわりを持つことが、まずは心の安定を作ります。そのためには、いつもと同じリズムを周りの大人が意識することが必要です。そのひとつとして、赤ちゃんの居場所を固定し、その居心地のよい場所を作ることは、とてもよいことだといえます。ベビーベットは赤ちゃんの生活の基本を整えることにつながります。

 

というものの、必ずそれが必要であるということではありませんし、小さな兄弟やペットがいないお家で「布団がいい!」というのなら、もちろんベビー布団でも大丈夫ですよ。また場所も意外に取ります。購入だけでなく、レンタルという方法もあります。

 

ベビーベットですが、いつまで使えばいいのでしょうか?
明確に何歳まで、という答えができにくいですね。ベビーベッドも様々なメーカーが多くの種類を出しており、一概にラインを引きにくいですが、メーカーでは24か月程度までを目安にしているようです。各メーカーの取扱説明書を確認しましょう。

 

この時に気をつけてほしいのが、赤ちゃんは予想外の動きや行動、活動をするということです。べビーベッドを使い始めると、赤ちゃんは夜間だけでなく一日の大半をそこで過ごすことになります。また必ずそばで見続けているわけにもいきません。当然ですが家事や寝ている時など、直接赤ちゃんを見ていない時もあります。そんな時にこどもがベッドから落ちたり、以前にもありましたが、柵の間に頭を挟んだりということもあります。まさかと思うことが、こども達の身の周りではおきます。説明書を読むなど機能・手順を理解し、その上できちんと使用するなど大人の丁寧な取り扱いが大切です。

心地よさを創ることが赤ちゃんの生活の第一歩。そのために赤ちゃんやこどもにとっての、居心地の良い環境づくりを心がけましょう。

 

 

子育ての一つの極意!

こどもは予想外の行動を起こす生き物です。安全には配慮しすぎるということはありません。

 

text by 神戸常盤大学教育学部こども教育学科 准教授 小崎 恭弘