ならいごと
インターネットで自分の近所の習い事を検索してみると…。もちろん地域差はありますが、結構いろんなものを見つけることができるのではないでしょうか?
僕は1968年生まれ。昭和な少年時代を兵庫県の都市部で過ごしていました。その頃の習い事の定番はスイミングスクール。そしてお習字、そろばんあたりでしょうか? ちょっとハイソな感じで、ピアノや英会話が出できたころですね。
子ども達の習い事をいつから始めたらよいのかは、必ずしも決まってはいません。なぜならそれぞれの習い事ではじめるタイミングが違うからです。例えばスイミングスクールなどは、0歳児クラスなんかもありますね。また体操や武道などは、ある程度体ができていないと難しいので、0歳児クラスなどはないでしょう。そろばんや習字も然り。
またバレエやピアノなどの専門家は、「あまり大きくなってから始めるのでは遅すぎます」とおっしゃる方も。
これでは、習い事のタイミングを考える前にどんな習い事をさせたいのか?あるいはその習い事から何を学んだり、身につけさせたいのか?という事を考える必要がありますね。
その時のポイント
- 親や周りの思いを大切にしてみる
- 子どもの適性や個性を大切にする
- 習い事をどのレベルでとらえるかを考える(趣味なのか、将来の仕事なのか?)
- 継続して続ける環境が整っているか考える(費用、場所、送迎など)
- 子ども自身が興味や楽しさを持って続けていけるか考える
基本は親の思いとこどもの個性です。その二つを考えて子どもたちの良いところをのばしてあげたいですね。また色々とやってみないとと思う方は、まずは体験プログラムなども活用して子どもと一緒に体験してみましょう。
子育ての一つの極意!
習い事だけで子どもの能力すべてが伸びるわけではなく、それらを一つのきっかけとして子どもたちのよりよい育ちを考えましょう
text by 神戸常盤大学教育学部こども教育学科 准教授 小崎 恭弘