熱性けいれん

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38℃以上の熱が急に出たときに起こすけいれんです。6ヶ月から4歳くらいの子ど もに見られます。原因はよくわかっていませんが、未発達の赤ちゃんの脳が熱に興奮して起こすとも言われています。

けいれんの発作自体が生命にかかわることは、まずありません。けいれんを起こしたら、平らなところに寝かせ、 顔を横に向け、吐いたものがのどに詰まらないように注意し、衣服を緩めてあげましょう。体を揺すったり、舌を噛まないようにと割り箸などを口に入れることはかえって危険ですから、やってはいけません。けいれんが持続した時間や熱を計り、けいれんの様子も観察しておきます。

大部分のけいれんは、10分以内で終わり、終わってしまえば普通の様子に戻るはずです。念のためけいれんが落ち着いたら受診しておくと安心です。1回のけいれんが10分以上続く場合や、何回もくり返し起こすときは急いで病院へ連れておきます。